2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧
ブロガー医としての活動も行なっている EARL 氏が「感染対策を行なったからインフルエンザの感染者数が数桁少ない」と主張するツイートを行なっています。 「コロナはインフルエンザより感染者数が少ないじゃないか」ってのはもはや2年間一切世間から遮断さ…
1月6日に開催された厚労省・新型コロナ対策アドバイザリーボードに阿南英明氏が提出した『神奈川県での新型コロナ新規感染者の推移予測』は「イギリスでの感染拡大の速度をベースにしているため外れる(=もっと急速に広がる)」と過去記事で言及しました。…
大阪府から報告された新型コロナ罹患による年齢別・重症化率や死者数をグラフ化しましたので紹介いたします。数値は大阪府の発表から算出したものです。 「死者数が増えた」と煽る人が散見されますが、死者のほとんどは80歳以上かつ基礎疾患持ちです。また…
オミクロン株による感染拡大では「平均世代時間がデルタ株の半分ほど」との主張がなされており、これが実効再生産数Rに影響を与えています。 世代時間とは「細菌の分裂・増殖において “1回の分裂・増殖” に必要とされる時間」のことです。デルタ株などの平…
小説家で医師の知念実希人氏が「『オミクロンは弱毒化している』というのは明確な誤り」と明らかなデマを流しています。知念氏の主張内容は『日本のデータ』で否定できるため、「ツイートはデマ」と断定せざるを得ません。 『オミクロンは弱毒化している』…
厚生労働省が人口動態統計速報の2021年11月分を発表していましたので内容を紹介いたします。 出生数は7万396人と前年同月より約900人の増加になりました。少子化が進む中で出生数が前年よりも多かったことはイレギュラーなことと言えるでしょう。 一方で死…
後藤茂之・厚生労働大臣が1月24日の夜に記者団に対し、「濃厚接触者は検査なしでも医師が感染と診断が可能」などの方針を示したと NHK が報じています。 また、重症化リスクが低い人は自宅療養を念頭にした対応に比重を移しつつありますが、そうすると『ま…
尾身茂氏など厚労省の新型コロナ対策アドバイザリーボードに参加する専門家が連名で「オミクロン株の特徴を踏まえた効果的な対策(PDF)」を提言しています。 しかし、尾身氏などの専門家が提言した対策では効果を得ることはないでしょう。なぜなら、“オミ…
オミクロン株による感染拡大が日本全国で発生していますが、感染拡大が先行した沖縄県では過去記事で言及したように2022年1月20日の時点で実効再生産数Rが1を下回りました。 沖縄県では20日以降は R<1 が続き、新規陽性者数は減少に転じています。東京など…
オミクロン株による罹患での重症化率にスポットが当たりつつあるため、新規重症者数を発表している大阪府からの報告数を基に『過去の変異株による重症化率』や『オミクロン株による重症化率』をグラフ化しましたので紹介いたします。 アルファ株やデルタ株…
東京都においてもオミクロン株による新型コロナの感染拡大が見受けられますので、都から報告された『新規陽性者数』やそれに基づいて算出した『実効再生算数R』などを紹介いたします。 グラフ化を行なった期間は「2022年1月22日(土)まで」です。
厚生労働省が「5歳から11歳へのファイザー製の新型コロナワクチン接種を特例承認した」と1月21日付で発表しています。 ワクチン接種を激推しする人々にとっては朗報ですが、小児が接種で得られる効果はほとんどないでしょう。現在、世界で起きている新型コ…
2022年1月20日に開催された第68回・新型コロナ対策アドバイザリーボードで「1月17日までのオミクロン株の確定症例では『重篤な肺炎』はおろか『肺炎像』すら届け出がない」と報告されています。 重症例の報告もなく、中等症が占める割合も 1.5% です。した…
イギリスのジョンソン首相が「マスク着用義務など新型コロナ対策の規制を撤廃・緩和する」と言及したことを日経新聞が取り上げています。 オミクロン株による感染拡大では重症者が増えなかったことが理由です。オミクロン株での致死率はデルタ株よりも低い…
ブロガー医として活動すると自己紹介する EARL 氏が「(オミクロン株による感染拡大で)コロナ陽性者が急増するオーストラリアで死者も急増」とツイートしています。 これは『人口あたりの累計死者数』を無視した煽りであり、ワクチン激推し派の見解であるこ…
1月19日付で首都圏など1都12県にも『まん延防止等重点措置』の適用が決定しました。ただ、この適用は “法で定められた条件” を満たしておらず、違法であることは明らかです。 決定した政府の姿勢に問題があることは明らかですが、追従した分科会も同罪と言…
公明党の伊佐進一議員(大阪6区)が「新型コロナの5類への分類変更」に反対の姿勢をツイッター上で示しています。複数の根拠を挙げているものの、いずれも雑な主張であることは否定できません。 伊佐議員は「厚労委理事」と自身の bio に記載してますが、科…
日本国内でオミクロン株による新型コロナの感染拡大が先行する沖縄県ですが、新規陽性者数の増加ペースを示す実効再生産数Rが「1を切る状況」に近づいています。 実効再生産数Rが1を下回ると「感染のピーク」になります。沖縄県では1月20日前後がピークに…
イスラエル保健省がダッシュボードで報告している新型コロナの新規陽性者数・重症者数・死者数などをグラフ化しましたので紹介いたします。 グラフ化の対象は「2022年1月15日まで」です。 『新規陽性者数の増加ペース』は鈍化しているものの、『入院中の重…
『こびナビ』で副代表も務める木下喬弘氏が「新型コロナワクチンの効果は変異がなければ半年は十分に持つはずだった」などとツイートしています。 ややこしいことを言いましたが、元々変異さえなければ半年は十分持つはずだったということ。つまり、変異にさ…
ガンと遺伝子の専門医を名乗る仲田洋美氏が「オミクロン株の感染力はインフルエンザの40倍」と主張し、5類に変更すると患者本人の隔離すらできないと批判しています。しかし、インフルエンザの年間患者数を無視した主張は噴飯物と言わざるを得ないでしょう。…
大阪府から報告された新型コロナ罹患による年齢別・重症化率や死者数をグラフ化しましたので紹介いたします。数値は大阪府の発表から算出したものです。 「ワクチン未接種者を中心に重症者が出る(のでワクチン接種を)」と主張する医師が散見されますが、…
岸田首相が1月13日に都内で記者団に対し、新型コロナの感染症法上の分類を見直すことに否定的な見解を示したと時事通信が報じています。 ただ、大阪市の松井市長が「新型コロナを季節性インフルエンザと同等の分類に」と要望したことに続き、東京都の小池都…
オミクロン株の感染拡大が起きていることで「ワクチン未接種者が陽性者の多くを占める」と主張する医療関係者が散見されます。しかし、この主張は誤りがあると言わざるを得ないでしょう。 なぜなら、『ワクチン接種率から算出した “未接種の陽性者数”』と『…
新型コロナワクチンを製造・販売をするファイザーのブーラ CEO が「オミクロン株に特化したワクチンは3月に準備ができる」と言及したと日経新聞が報じています。 ワクチンや感染状況を考えると、『既存ワクチンでの3回目接種』を急ピッチで進めるメリットは…
「全国の新型コロナ重症者数が2ヶ月ぶりに100人を超えた」とテレビ朝日などマスコミ各社が報じています。数値は正しいのですが、内訳を確認せずに煽り報道を行なっていることは問題でしょう。 なぜなら、大阪・沖縄・京都の2府1県での重症者数が79名と全体…
フジテレビの『日曜報道』に出演した岸田首相が「6月までに課題を洗い出した上で法改正を考える」と発言し、感染症法の改正は実質的に見送られることになりました。 これは『一般国民の権利』は制限され続ける一方で、『(新型コロナ患者の受け入れを拒む)…
1月6日に開催された厚労省の第66回・新型コロナ感染対策アドバイザリーボードで阿南英明氏が『神奈川県での新型コロナの新規感染者の推移予測』を資料(PDF)として提出しています。 ただ、この予測は外れることになるでしょう。 阿南氏は『日本での感染者…
オミクロン株による感染拡大が2022年の初頭から日本で報告されていますが、1月6日に開催された厚労省・アドバイザリーボードで「患者の 90% 超は無症状か軽症」と報告されていましたので紹介いたします。 “入院が必要ではない陽性反応者” を「念のため」と…
政府が新型コロナ対策として広島・山口・沖縄の3県を対象に『蔓延防止等重点措置』の適用を決定したことが公表されています。 ただ、この対策は無意味なものとなるでしょう。2021年夏の “第5波が収束に向かった理由を説明できない尾身茂氏ら専門家” が提言す…