2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

人口動態統計速報(2022年12月): 2022年の年間出生数は速報値ですら80万人を切り、年間死者数は超過死亡12万人で158万人となる

厚生労働省が人口動態統計・速報の2022年12月分を発表していましたので紹介いたします。 2022年12月の出生数は速報値で6万4156人でした。これは前年同月比で -6.8% の落ち込みを記録しており、少子化が加速していることを意味します。 また、2022年の年間出…

【大阪府】 新型コロナの新規陽性者数・重症化率・死者数など(2023年2月25日時点)

大阪府から報告された新型コロナ罹患による年齢別・重症化率や死者数をグラフ化しましたので紹介いたします。数値は大阪府の発表から算出したものです。 グラフ化の対象は2023年2月25日(土)までです。 スポットライトを浴びる表舞台から引き摺り下ろされ…

2020年と同水準の患者数で「インフル流行」と社説で煽る読売新聞

読売新聞が2月21日付の社説で「新型コロナの感染拡大で鳴りを潜めていた季節性インフルエンザが3年ぶりに流行し始めている」と主張しています。 読売新聞の社説で主張されている内容は “一部の医療関係者” による煽りと同じです。 インフルエンザの過去の流…

不正確な新型コロナ報道: 2021年春以降の『2類相当』との誤った認識を改めず

新型コロナによる問題が各所で尾を引いている理由はマスコミの報道内容も少なからず影響を及ぼしていることは否定できません。 その1つは「新型コロナの法的分類に対する誤った認識」です。『2類相当』である時期があったことは事実ですが、変更された後も…

新型コロナ対策の是非は「寝たきりの後期高齢者だけで50万人超」という現実を踏まえた上での評価を

新型コロナの法的分類が5類に変更されることを受け、専門家が提唱した新型コロナ対策の是非が問われることは不可避な状況となっています。 対策を提唱した専門家は「対策の効果はあった」と主張し、保身に走ると思われます。しかし、日本は寝たきりの後期高…

【東京都】新型コロナの新規陽性者・重症者数・死者数などの推移(2023年2月11日時点)

東京都から報告された新型コロナによる『新規陽性者数』、『入院中の重症者数』、『死者数』などをグラフ化しましたので紹介いたします。 グラフ化を行なった期間は「2023年2月11日(土)まで」です。 2023年1月上旬から新規陽性反応者数・入院中の重症者数…

医療業界に対する指揮・命令権を持たない『感染症危機管理庁』は “穀潰し”

『感染症危機管理統括庁』の創設を盛り込んだ特措法改正案が閣議決定されたと日経新聞が報じています。 医療業界の意向に沿って動くだけの省庁が創設されるのです。国民の恩恵はなく、“新型コロナ対策で成果を残せなかった専門家” の再就職先になるだけでし…

“内科を持たない医療機関” を無視して「インフルですら約6万箇所でしか診れない」と業界の肩を持つ伊佐進一・厚労副大臣

公明党の伊佐進一・厚労副大臣が「新型コロナが5類になればどの医療機関でも診てくれるは誤解。全国11万の医療機関でインフルエンザを診れるのは6万2000箇所」とツイートしています。 5類になれば、どの医療機関でも診てくれるとの誤解があるようです。全国…

オミクロン株対応ワクチン、2023年1月の接種数は約600万回に留まり4700万回分の在庫が残る

厚生労働省が2022年秋から始まったオミクロン株対応ワクチンの接種状況を2023年1月30日分まで反映していたので紹介いたします。 2023年1月分での接種回数は567.6万回でした。先月の月別接種回数が2000万回だったことを踏まえると「大減速」と言わざるを得な…