2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ロシアからの LNG で発電している電力分を『日本国内にある既存の原発』で代替することは可能か

ウクライナに侵略したロシアへの経済制裁として「天然ガスの輸入停止」がヨーロッパで採られようとしています。その流れで日本は「LNG (液化天然ガス)の輸入停止」が要求されることになるでしょう。 日本は LNG 火力で主電源であるため、LNG の輸入を止め…

「恒例行事や連休を機に感染は拡大する」との妄言を吐き続ける分科会、「大型連休後は『まん防』も選択肢」と主張

『ウィズコロナ』で経済正常化に進む欧米と比較すると、日本では観光入国などの緩和策で遅れを取っていると日経新聞が報じています。 その理由は政府分科会が『ウィズコロナ』ではなく『ウィズコロナ対策』を要求しているからです。感染対策による補助金利…

「(悪い円安の)問題はあなたたち(日本政府の政策)にある」とアメリカなど G7 各国から突き放される

日本側が「戦時下の悪い円安」に対する懸念を主要7カ国( G7 )財務相・中央銀行総裁会議で示したが、良い返答を得られなかったと日経新聞が報じています。 円安とドル安が “同時に” 進行しているのであれば、対応で歩調を合わせる同期はあります。しかし、…

ウクライナからの避難民のペットが狂犬病予防の隔離免除となった件は何が問題だったのか

ウクライナからの避難民が連れて来たペットが『狂犬病予防を理由にした隔離対象』が “特例で” 免除されたことに対し、農水省は「狂犬病のリスクは高まらない」と主張して火消しに奔走しています。 ただ、この主張は説得力がありません。なぜなら、必要は情…

新型コロナワクチンの年齢階級別3回目接種率 (2022年4月25日発表分)

首相官邸が毎週月曜日に発表している新型コロナワクチンの接種状況が4月25日にも更新されていましたので、年齢階級別の3回目接種率が公開された4月11日時点からの積み上げ分などを紹介いたします。 年齢階級別の3回目接種率などは以下のとおりです。

人口動態統計速報(2022年2月): 過去2年分の超過生存分を “清算” する月間死者数が報告される

厚生労働省が人口動態統計・速報の2022年2月分を発表していましたので紹介いたします。 少子化の日本で出生数が「前年同月とほぼ同数」はポジティブに感じられますが、2021年2月の出生数は「推計・低位に近い数値」でした。そのため、少子化の進行は加速し…

【東京都】新型コロナの新規陽性者・重症者数・死者数などの推移(2022年4月23日時点)

東京都から報告された新型コロナによる『新規陽性者数』、『入院中の重症者数』、『死者数』などをグラフ化しましたので紹介いたします。 グラフ化を行なった期間は「2022年4月23日(土)まで」です。 4月初旬に「第7波が来た」などと煽っている医師らが散…

“コロナが続く前提で赤字路線を切ろうとする JR 西日本の姿勢” を批判した島根県の丸山知事、『大型連休中の県外往来自粛』を要請

島根県の地方紙・山陰中央新報によりますと、丸山達也知事が4月末からの大型連休中に県外の往来を自粛するよう要請したとのことです。 この丸山知事の方針は問い質されなければなりません。なぜなら、JR 西日本が発表した『不採算線区問題』で「コロナがず…

異例なのは「最終保証供給の契約件数増」ではなく「最終保証供給料金の方が市場価格よりも安い」こと

朝日新聞が電力会社との契約先が見つからない企業にとっての「最後の砦」である『最終保証供給』の契約数が前年同期比で7倍となる異例の事態が起きていると報じています。 ただ、この記事は重要な問題に言及されていません。記事の元ネタとなっている経産省…

大阪: モデルナ製ワクチン8万回分を廃棄、コロナ療養センターは使用率 7% で閉鎖、国基準の重症者は2週間で 85% 減の “ネタ” を提供

専門家などが新型コロナの第7波を煽る中、大阪府および大阪市から『新型コロナ対策』での “強烈すぎるネタ” が3つも報告されています。 モデルナ製ワクチン8万回分が “余剰で”廃棄の方針 大阪コロナ大規模医療・療養センターが「最大利用率 7%」で5月末の期…

物価高への支援策として「困窮世帯への給付金」を支給するのは砂漠に水を撒くことと同じ

政府・与党が「物価高で困る子育て世帯を対象に子供1人あたり5万円の給付金」を支給する方向で調整していると朝日新聞が報じています。 “弱者の味方” として活動する論客は政府の方針を評価することでしょう。しかし、この対策は「砂漠に水を撒くことと同じ…

厚労省がノババックス製の新型コロナワクチンを承認、1億5000万回分の購入契約で在庫がダブつく事態に

厚生労働省は2022年4月19日付でノババックス製の新型コロナワクチンを承認したと発表いたしました。 ファイザー製などの『mRNA ワクチン』とは異なるタイプの『組み換えたんぱくワクチン』であるため、アレルギーが原因で『mRNA ワクチン』を接種できなかっ…

テレビ朝日「ウクライナからの避難民様が半年も愛犬と離されるのは嫌だと言っておられる」 → 農水省「狂犬病予防の隔離措置を緩和します」

農水省が「ウクライナからの避難民が連れて来たペットに対する検疫の隔離措置を緩和する」と発表したことをテレビ朝日など報道各社が報じています。 ペットの犬が日本に入国する際は『狂犬病予防のための隔離措置』として最大で180日の待機を求められます。…

ブースター分のワクチン確保を行なった河野太郎・元ワクチン相、「3回目までは若者も積極的に接種を」と主張

自民党の河野太郎氏がフジテレビの番組で「若者の3回目までは接触的に接種すべき」と呼びかけたとの記事が Yahoo! に掲載されています。 そもそも健康な若者がワクチン接種で得られる効果は薄く、オミクロン株に関しては未接種でも40代以下だと脅威はないの…

【大阪府】 新型コロナの新規陽性者数・重症化率・死者数など(2022年4月16日時点)

大阪府から報告された新型コロナ罹患による年齢別・重症化率や死者数をグラフ化しましたので紹介いたします。数値は大阪府の発表から算出したものです。 2022年4月16日(土)までに報告された「重症化率」、「新規重症者数」、「死者数」などは以下のとおり…

「ワクチン未接種でも40代以下はオミクロン株は脅威ではない」とのアドバイザリーボードの発表を無視する自民党プロジェクトチーム

自民党(のワクチン・プロジェクトチーム)が「若者の4回目接種に政策的な意義は少ない」とし、「高齢者や基礎疾患保有者を対象に4回目接種を進めるべき」との考えを示したと FNN が報じています。 ここで問題となるのは自民党のワクチン・プロジェクトチー…

コロナ対策費の4割に相当する約16兆円が「医療体制強化」の名目で拠出されていたと財務省が発表

財務省の財政制度分科会で「医療提供体制等の強化を主目的したものだけで16兆円程度の国費支援が行われた」と報告されたことを読売新聞が報じています。 コロナ対策として報じられた予算の約4割とのことですが、『新型コロナ』を口実に医療界隈が税金を “食…

ワクチン3回目接種で『高齢者層での10ポイント減』は無視し、「若者の接種率が低迷」と懸念を示す専門家やマスコミ

政府が新型コロナワクチンの3回目接種率を年齢階級別に公表したと NHK などが報じています。20代や30代の接種率が 20% 台に留まっていることを懸念している政府や専門家の声を伝えているものの、費用対効果を考えると必然と言えるでしょう。 ワクチン3回目…

検査頻度を上げて『ゼロコロナ』を前提とするプロ野球、一方のメジャーは「有症状への検査のみ」に規制緩和

選手から新型コロナ陽性者が多数発生したことを受け、NPB (日本野球機構)の井原事務局長は「検査頻度を上げて未然に防ぐ」との方針を示し、12球団から了承されたと日本テレビが報じています。 一方、アメリカのメジャーリーグ(MLB)は規制が緩和されてい…

“ワクチンの在庫処分に悩む政府” と “ワクチン接種で報酬を得る医療” は『若者(や子供)への3回目接種』で利害が一致する

4月7日に首相官邸で記者会見を行った岸田首相が「若者の含めて新型コロナワクチンの3回目接種を早めに受けて欲しい」と呼びかけています。 ただ、3回目接種に関しては消極的になる人が増えると予想されます。ワクチン接種をしても日常生活は戻されず、接種…

「感染者増で医療逼迫する」と主張する医師らは「変異株が現れる度に新規重症者数は減少」とのデータを説明すべき

「新型コロナの感染が拡大すると患者数が増えて医療逼迫が起きる」と主張し、新型コロナ対策の継続を訴える医師などが散見されます。ただ、この主張は事実ではありません。 なぜなら、新規重症者数を発表している大阪府のデータを確認すると「変異株が出現…