発表・報告

社人研、2020年の国勢調査を基にした将来推計人口で「2022年の超過死亡発生」などを予言した推計を発表

国立社会保障・人口問題研究所が “2020年の国勢調査” を基にした『2021年から2070年までの人口について推計』を発表しています。 この推計で問題なのは「 “2020年の国勢調査” が基なのに2022年の超過死亡や出生数の維持」など『政府や厚労省にとって都合の…

人口動態統計速報(2023年2月分): 『推計・低位の出生数』が継続し、死者数は『推計・高位』を超過したまま

厚生労働省が人口動態統計・速報の2023年2月分を発表していましたので紹介いたします。 出生数は5万6930人。速報値で『推計・低位』と同等でした。実際の出生数は速報値よりも下がるため、2年連続で上半期に出生数が『推計・低位』で推移することは問題と言…

人口動態統計速報(2023年1月分): 出生数が推計・低位まで下がり、死者数は推計・高位を大幅に超過

厚生労働省が人口動態統計・速報の2023年1月分を発表していましたので紹介いたします。 2023年1月の出生数は速報値で6万4052人に留まりました。速報値は概数よりも数千人ほど多く報告されるため、実際には6万2000人ほどでしょう。これは『推計・低位』の水…

人口動態統計速報(2022年12月): 2022年の年間出生数は速報値ですら80万人を切り、年間死者数は超過死亡12万人で158万人となる

厚生労働省が人口動態統計・速報の2022年12月分を発表していましたので紹介いたします。 2022年12月の出生数は速報値で6万4156人でした。これは前年同月比で -6.8% の落ち込みを記録しており、少子化が加速していることを意味します。 また、2022年の年間出…

オミクロン株対応ワクチン、2023年1月の接種数は約600万回に留まり4700万回分の在庫が残る

厚生労働省が2022年秋から始まったオミクロン株対応ワクチンの接種状況を2023年1月30日分まで反映していたので紹介いたします。 2023年1月分での接種回数は567.6万回でした。先月の月別接種回数が2000万回だったことを踏まえると「大減速」と言わざるを得な…

人口動態統計速報(2022年11月): 年間出生数80万人割れ・年間死者数155万人前後の異常さが浮き彫りとなる

厚生労働省が人口動態統計・速報の2022年11月分を発表していましたので紹介いたします。 一方で2022年11月の死者数は速報値で13万4336人でした。こちらは前年同月比で +9.4% と大幅増を記録しているのですが、より深刻なのは2022年8月から4ヶ月連続で『推計…

テニスの全豪オープンが「新型コロナ検査不要」および「陽性でも出場可」を発表

オーストラリアで開催されるテニスの全豪オープンでは新型コロナの検査が不要となり、陽性反応が出た場合でも大会出場が可能になったとロイター通信が報じています。 昨年の大会では(現在でも)新型コロナワクチンを接種していないジョコビッチ選手を国外…

「全国でインフルが流行期に入った」と煽る厚労省、『(インフルより脅威の低い)新型コロナ対策優先』の方針は変えず

「インフルエンザが全国的な流行期に入った」と厚労省が発表したと NHK が報じています。 もし、厚労省が『新型コロナと季節性インフルエンザによる同時流行』で国民の健康が阻害されることを懸念しているのであれば、全年齢層で重症化率や致死率が新型コロ…

ファイザー社の執行役員を教育委員会委員(任期4年)に任命した東京都、ファイザー社と福祉・保健医療で連携協定を締結

東京都とファイザー社が福祉・保健医療で連携協定を締結し、2022年12月26日に都庁で協定締結式が開催されたと日経新聞が報じています。 東京都とファイザー株式会社は本日、#福祉 ・ #保健医療 分野における連携協定を締結しました#ファイザー の日本での70…

人口動態統計速報(2022年10月): 年間出生数80万人割れと推計を上回る死者数の報告が続く

厚生労働省が人口動態統計・速報の2022年10月分を発表していましたので紹介いたします。 出生数は7万235人。前年同月よりも -4% となり、2022年の年間出生数が80万人を下回ることは確定的となりました。 一方の死者数は13万1840人。死者数は前年同月よりも …

毎日新聞が新型コロナと季節性インフルエンザの同時流行を煽るも、全国ワーストだった大阪府はピークアウト

2022年11月7日から13日の1週間に報告されたインフルエンザの患者数が大阪などで報告されており、今冬は新型コロナとの同時流行が懸念されると毎日新聞が同月18日付の記事で報じています。 その後、同時流行に対する話題はメディアで取り上げられなくなりま…

人口動態統計速報(2022年9月): 先月と同様に出生数は『推計・中位』に近い水準で、死者数は『推計・高位』を超える

厚生労働省が人口動態統計・速報の2022年9月分を発表していましたので紹介いたします。 出生数は速報値で7万2525人と前年同月より -3.9% でした。『推計・中位』に近い水準ではあるものの、年間の出生数が80万人を下回ることは確定的な状況になっています。…

財務省、「インフルエンザよりも重症率・致死率が低い新型コロナでワクチンの全額国費を見直せ」と財政制度等審議会で提言

財務省の財政制度等審議会で「新型コロナワクチンの全額国費を見直すべき」との提言が出されたと日経新聞が報じています。 2022年夏の第7波では新型コロナによる重症化率や致死率は季節性インフルエンザよりも低いと財務省が発表したデータで記されているの…

人口動態統計速報(2022年8月): 出生数は『推計・中位』に近い水準まで回復も、死者数が『推計・高位』を大きく上回る

厚生労働省が人口動態統計・速報の2022年8月分を発表していましたので紹介いたします。 2022年8月の出生数は速報値で7万4073人と前年同月より約1700人の減少(-2.3%)だったものの、『推計・中位』の出生数に近い数値だったことがポジティブな点です。 一方…

アメリカ・フロリダ州で「心因性の死者が増加する18〜39歳男性への新型コロナワクチン接種は非推奨」と保健長官が表明

アメリカ・フロリダ州のジョセフ・ラダポ保健長官が「新型コロナワクチンを接種した18歳から39歳の男性で心因性の死者が増加するリスクが分析で示された」とツイートしています。 Today, we released an analysis on COVID-19 mRNA vaccines the public nee…

人口動態統計速報(2022年7月): 出生数は推計・低位、死者数は推計・中位を超える水準で今月も推移する

厚生労働省が人口動態統計・速報の2022年7月分を発表していましたので紹介いたします。 2022年7月の出生数は速報値で6万8096人と前年同月より6000人強の減少を記録しました。概数値で『推計・低位』に落ち込むことは確定的であり、深刻な状況となっています…

「子供への新型コロナワクチン接種で自然免疫が破壊される」との論文が NEJM に掲載される

『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(NEJM)』に「新型コロナワクチン接種で自然免疫が破壊されている」と主張する論文が掲載されています。 Effects of Vaccination and Previous Infection on Omicron Infections in Children “NEJM に…

人口動態統計速報(2022年6月): 出生数が推計・低位の水準を保ち、死者数は推計・中位をやや上回る

厚生労働省が人口動態統計・速報の2022年6月分を発表していましたので紹介いたします。 出生数は前年同月より -9.2% の6万4475人に留まりました。この数値は推計・低位に近く、2022年上半期の累計出生数は前年より 5% のマイナスです。 「出生数が推計・低…

「BCGワクチンが新型コロナ予防に効果あり」との研究結果がアメリカなどが発表・報道され始める

アメリカのウォール・ストリート・ジャーナルが「BCG ワクチンが新型コロナ予防にも効果があった」との研究結果を紹介しています。 今回の対象は自己免疫疾患である1型糖尿病患者への『BCG ワクチン接種』が対象ですが、研究結果は論文として発表されている…

人口動態統計速報(2022年5月): 死者数は推計・中位から +4% に低下も、出生数が推計・低位に近い水準で推移

厚生労働省が人口動態統計・速報の2022年5月分を発表していましたので紹介いたします。 2022年5月の死者数は速報値で12万1473人でした。前年同月より +2.4%、将来推計人口・中位より約5000人多い数値です。ただ、推計・高位よりも6000人少ないことから想定…

「新型コロナ3回目接種の有効性はオミクロン株では識別できず」とイギリスの症例を基にした論文で示される

イギリスでの新型コロナの感染症例とワクチン接種状況が分析され、「18歳以上で新型コロナワクチンの3回目接種を受けた集団ではワクチン接種による有効性は識別できなかった」との論文が medrxiv に掲載されています。 論文では「識別可能な有効性は認めら…

アドバイザリーボードで「日本の10倍の感染爆発が起きた米仏では医療逼迫なし」と報告され、専門家や医クラの梯子が外される

6月30日に第89回・新型コロナ感染対策アドバイザリーボードが開催され、その中で「アメリカやフランスでは日本の10倍以上の感染爆発が生じたのに『医療崩壊』は生じなかった」と報告されています。 これらの国々で医療崩壊を回避できた理由は「人的資源や物…

人口動態統計速報(2022年4月): 出生数が前年同月より -10%、死者数は『推計・中位』に近い数値に留まる

厚生労働省が人口動態統計・速報の2022年4月分を発表していましたので紹介いたします。 2022年4月の出生数は速報値で前年より -10.6% の6万3000人でした。コロナ対策の弊害として「少子化の進行」がありますが、それが鮮明になったと言わざるを得ないでしょ…

日本政府が『20代独身男性の4割にデート経験なし』に危機感を覚えるのは「婚姻数がコロナ前の -16.7%」だから

内閣府が発表した『男女共同参画白書』で若者の恋愛離れが顕著になっていることが明らかになったとテレビ朝日が報じています。 【「デートした人数=ゼロ」 20代独身男性、デート経験なしが “4割” 内閣府の調査】#テレ朝news #男女共同参画白書https://t.co…

人口動態統計速報(2022年3月): 先月と同様に「過去2年の超過生存を清算する死者数」と「推計・低位に近い出生数」が報告される

厚生労働省が人口動態統計・速報の2022年3月分を発表していましたので紹介いたします。 出生数は『推計・低位』に近い約6万5000人でした。少子化の進行が深刻になっているおり、コロナ対策を維持して少子化が加速しては社会を維持することは困難になるでし…

人口動態統計速報(2022年2月): 過去2年分の超過生存分を “清算” する月間死者数が報告される

厚生労働省が人口動態統計・速報の2022年2月分を発表していましたので紹介いたします。 少子化の日本で出生数が「前年同月とほぼ同数」はポジティブに感じられますが、2021年2月の出生数は「推計・低位に近い数値」でした。そのため、少子化の進行は加速し…

ワクチン3回目接種で『高齢者層での10ポイント減』は無視し、「若者の接種率が低迷」と懸念を示す専門家やマスコミ

政府が新型コロナワクチンの3回目接種率を年齢階級別に公表したと NHK などが報じています。20代や30代の接種率が 20% 台に留まっていることを懸念している政府や専門家の声を伝えているものの、費用対効果を考えると必然と言えるでしょう。 ワクチン3回目…

人口動態統計・速報:2022年1月の出生数は「前年比 -14.6% だった2021年1月から +6.0%」を記録、死者数は推計・中位の水準

厚生労働省が人口動態統計速報の2022年1月分を発表していましたので内容を紹介いたします。 速報値で出生数は前年同月よりも +6%、死者数は将来推計人口の中位に該当する数値と楽観視できる内容でした。ただ、2021年1月の出生数は推計・低位を下回る実数値…

3回目接種の先進国での感染拡大が深刻な現実から目を背け、「ワクチン接種の滞りで感染減少が鈍化」との詭弁を弄する尾身茂氏

3月2日に行われた参議院予算委員会で尾身茂氏が「高齢者と児童など子供に感染が広がったので下火にならない。ワクチンの3回目接種が進んでいないことも原因」との主張を述べたと報道各社が報じています。 尾身会長 感染減少鈍化は3回目接種遅れも関係してい…

人口動態統計速報:2021年の年間出生数は前年より約3万人減少し、死者数は『推計値・中位』の水準に戻る

厚生労働省が人口動態統計速報の2021年12月分を発表していましたので内容を紹介いたします。 2021年の年間出生数は速報値で約84万人ですが、前年よりも約3万人の減少を記録しています。そのため、概数値では「80万人強」に留まることでしょう。 また、年間…