アドバイザリーボード

「2022年に約10万人の超過死亡が発生」と厚労省アドバイザリーボードで報告されるも、専門家が調査に本腰を入れる気配なし

2023年4月5日に開催された第120回・新型コロナ感染対策アドバイザリーボードで「2022年の超過死亡が11万3000人に上った」との推計が報告されたと共同通信が報じています。 専門家には詳しく調査をする責務が存在するはずですが、一般公開されている情報が “…

鈴木基氏、アドバイザリーボードに『ワクチン接種済の新型コロナ死者を半分に圧縮した虚偽グラフ』が含まれた資料を提出

2022年12月28日に開催された厚労省・新型コロナ対策アドバイザリーボードで感染研の鈴木基氏が提出した資料(PDF)のグラフに重大な間違いがあったことを指摘したいと思います。 問題は「ワクチン接種回数ごとの重症例および死亡例をグラフ化した際に『2回…

厚労省アドバイザリーボード、「新型コロナの重症化率および致死率は全年齢層で季節性インフル未満」と認める

「新型コロナウイルス感染症の重症化率や致死率を季節性インフルエンザと比較することはできない」との詭弁を展開していた厚労省の新型コロナ対策アドバイザリーボードが「新型コロナの重症化率や致死率は季節性インフルエンザ未満」と認めました。 現状で…

厚労省アドバイザリーボードが「新型コロナとインフルエンザのリスク比較は困難」と発表し、コロナ対策の正当性を潰す

新型コロナの法律(=感染症法)上の分類を変更するかに関し、12月14日に開催された厚労省のアドバイザリーボードの会合で専門家が「新型コロナと季節性インフルエンザのリスク比較は困難」との見解を示したと朝日新聞が報じています。 この見解は大問題と…

ファイザーの幹部が欧州議会で「感染抑止力のテストはしていない」と認めたにも関わらず、「ワクチン接種で感染者3割減」と語る西浦教授

京都大学の西浦教授が「新型コロナの第8波で800万人が感染するものの新型コロナワクチン接種で3割減も」との試算を示したと NHK が報じています。 ただ、問題は新型コロナワクチンを開発・製造したファイザー社(の幹部)が欧州議会で「感染抑止力のテスト…

西浦博氏と前田秀雄氏、BA.5 による第7波で「行動制限をしろ」とアドバイザリーボードで主張していた事実が議事概要で明るみに出る

2022年7月21日に開かれた第91回・新型コロナ感染対策アドバイザリーボードで行動制限を求めた委員がいると時事通信が報じていました。 当時は「どの委員が発言したか」は不明だったのですが、2ヶ月後に議事概要が公表されたことで西浦博氏と前田秀雄氏が『B…

今夏も「感染者は減らない」との予測を外したアドバイザリーボード、懲りずに「夏休み後の学校再開で感染拡大」などと煽る

厚労省のアドバイザリーボードが9月7日に行われた第98回会合後の記者会見で「第8波が来る可能性が高い」との警鐘を鳴らして対策を促したと TBS が報じています。 厚労省専門家組織「“第8波”が来る可能性が高い」 https://t.co/cbROaiRGcz— TBS NEWS DIG Pow…

厚労省のアドバイザリーボード、2022年夏も懲りずに「早期に減少する可能性低い」とコロナ禍を煽る

厚労省のアドバザリーボードで座長を務める脇田隆字氏が「新型コロナの新規感染者数が早期に減少する可能性は低い」との見解を発表したと読売新聞が報じています。 脇田氏は1年前にも今回と同様の見立てを示して赤っ恥をかきました。 その反省をすることな…

「BA.5 の感染者や濃厚接触者で社会活動に影響が生じているので『接触削減』を」と厚労省アドバイザリーボードが要求

7月27日に行われた厚労省の新型コロナ感染対策アドバイザリーボードで「感染者や濃厚接触者の急増で社会活動に影響が生じているので『感染しない・させない』の原則に沿った対策を徹底すべき」と提言されたと NHK が報じています。 これも無責任な提言です…

鈴木基氏や西浦博氏などが「ワクチン接種歴ごとの陽性者数を発表するな」とアドバザリーボードに提言

厚労省の新型コロナ対策アドバイザリーボードに参加する感染研の鈴木基氏や京都大学の西浦博氏が7月13日に行われた第90回の会合で「(ワクチン接種の有効性を疑わせる)接種歴ごとの陽性者数を発表するな」と提言しています。 この背景にあるのは「ワクチン…

アドバイザリーボードで「日本の10倍の感染爆発が起きた米仏では医療逼迫なし」と報告され、専門家や医クラの梯子が外される

6月30日に第89回・新型コロナ感染対策アドバイザリーボードが開催され、その中で「アメリカやフランスでは日本の10倍以上の感染爆発が生じたのに『医療崩壊』は生じなかった」と報告されています。 これらの国々で医療崩壊を回避できた理由は「人的資源や物…

“中等症以上になった中高年” が中心のコロナ後遺症を大々的に報じて煽る共同通信

6月1日に実施された第86回・新型コロナ対策アドバイザリーボードで「1年後も入院患者の3割が後遺症を抱えている調査結果が明らかになった」と共同通信が報じています。 陽性反応者の3割に後遺症が出るのはないのです。また、共同通信が報じた総括研究報告の…

アドバイザリーボード、接種歴不明者を『ワクチン未接種』に含めてワクチン接種効果を語る材料にしていたと認める

5月11日に行われた第83回・新型コロナ感染対策アドバイザリーボードで「重大な変更」を施したことを発表資料(PDF)に注釈として加えています。 「『ワクチン接種歴が未記入の陽性者』を『ワクチン未接種の陽性者』として処理していた」と認めたのです。 的…

「ワクチン未接種でも40代以下はオミクロン株は脅威ではない」とのアドバイザリーボードの発表を無視する自民党プロジェクトチーム

自民党(のワクチン・プロジェクトチーム)が「若者の4回目接種に政策的な意義は少ない」とし、「高齢者や基礎疾患保有者を対象に4回目接種を進めるべき」との考えを示したと FNN が報じています。 ここで問題となるのは自民党のワクチン・プロジェクトチー…

厚労省アドバイザリーボード、陽性反応者数だけを見て「昨夏のピークよりも高い」と対策継続の正当性を訴える

読売新聞が厚労省のアドバイザリーボードが3月23日に行われた会合で「まん延防止等重点措置は解除されたが新規陽性者数は昨夏のピークよりも高く、感染再拡大に警戒を続ける必要がある」と報告したと伝えています。 この主張は『陽性者数至上主義』に基づく…

厚労省のアドバイザリーボード、『水増しした死者数』を用いて「オミクロン株の致死率はインフルよりも高い」と主張

3月2日に開催されたアドバイザリーボードに専門家の有志が「オミクロン株と季節性インフルエンザとの比較」を提出したと毎日新聞が報じています。 「新型コロナ(=オミクロン株)の致死率は依然として季節性インフルエンザよりも高い」と主張していますが…

アドバイザリーボードは「新型コロナを5類に」と主張する阿南英明氏の『作戦変更』の提言に便乗する前にすべきことがある

2月24日に開催された第73回・新型コロナ感染対策アドバイザリーボードにおいて、神奈川県医療危機対策統括官の阿南英明氏が『「濃厚接触者」に関する作戦転換』を訴える資料(PDF)を提出しています。 阿南氏は「新型コロナは風邪と同様に扱うべき」と方針転…

「オミクロン株が主体の第6波では重症化率および致死率が第5波より大幅に減少」とアドバイザリーボードで報告

2月2日に行われた第70回・新型コロナ対策アドバイザリーボードで『オミクロン株による第6波』では『(デルタ株が主体の)第5波』より重症化率と致死率が大きく低下したと報告されたと毎日新聞が報じています。 複数の府県でその傾向が報告されているのです…

尾身氏ら専門家が “オミクロン株による被害が深刻なオーストラリア” を引き合いに『効果的な対策』を提言

尾身茂氏など厚労省の新型コロナ対策アドバイザリーボードに参加する専門家が連名で「オミクロン株の特徴を踏まえた効果的な対策(PDF)」を提言しています。 しかし、尾身氏などの専門家が提言した対策では効果を得ることはないでしょう。なぜなら、“オミ…

「オミクロン株では『肺炎像』の届出すらない」と2022年1月20日の厚労省アドバイザリーボードで示される

2022年1月20日に開催された第68回・新型コロナ対策アドバイザリーボードで「1月17日までのオミクロン株の確定症例では『重篤な肺炎』はおろか『肺炎像』すら届け出がない」と報告されています。 重症例の報告もなく、中等症が占める割合も 1.5% です。した…

イギリスよりもオミクロン株の感染拡大が速いので『イギリスでの症例を用いた阿南英明氏の予測』は外れる

1月6日に開催された厚労省の第66回・新型コロナ感染対策アドバイザリーボードで阿南英明氏が『神奈川県での新型コロナの新規感染者の推移予測』を資料(PDF)として提出しています。 ただ、この予測は外れることになるでしょう。 阿南氏は『日本での感染者…

「オミクロン株は9割以上が無症状か軽症」と1月6日開催の厚労省アドバイザリーボードで示される

オミクロン株による感染拡大が2022年の初頭から日本で報告されていますが、1月6日に開催された厚労省・アドバイザリーボードで「患者の 90% 超は無症状か軽症」と報告されていましたので紹介いたします。 “入院が必要ではない陽性反応者” を「念のため」と…

“第5波の収束理由を説明できない専門家” による「効果的な対策を早く打つ必要がある」との提言で動く岸田政権

政府が新型コロナ対策として広島・山口・沖縄の3県を対象に『蔓延防止等重点措置』の適用を決定したことが公表されています。 ただ、この対策は無意味なものとなるでしょう。2021年夏の “第5波が収束に向かった理由を説明できない尾身茂氏ら専門家” が提言す…

厚労省アドバイザリーボードが「オミクロン株は同一空間にいれば濃厚接触者」と定義を変更し、検査徹底での封じ込めを図る

厚生労働省の新型コロナ対策アドバイザリーボードが12月16日に行われた会合で『濃厚接触者の定義』を変更し、検査を積極的に行うことでオミクロン株の感染拡大を抑えようと画策しています。 この方針は「新型コロナの感染拡大が始まった2年前(=2020年の春…

毎日新聞が「オミクロン株の実効再生産数はデルタ株の4倍」と西浦博氏の提出資料を切り取って煽る

毎日新聞(の金秀蓮記者)が12月8日に行われた厚労省のアドバイザリーボードに提出された西浦氏の資料を根拠に「オミクロン株の実効再生産数はデルタ株の4倍」との記事を掲載しています。 ただ、これは提出資料から切り出した情報であり、西浦氏の研究者と…

新型コロナワクチンの有効性を示そうとした感染研、うっかり『魔の2週間』の存在も証明してしまう

「新型コロナワクチンを接種した直後に感染しやすくなる」という『魔の2週間』が存在するか否かの論争に思わぬ援軍が現れました。 ワクチンの有効性を示そうとした国立感染研が「1回目接種から13日以内では有効率がマイナス」と発表したからです。これは『魔…

アドバイザリーボード「感染力2倍との表現は科学的でない」→ 自分たちは「デルタ株の感染力は1.5倍」と言及してました

岸田政権が「今夏の2倍程度の感染力を想定して医療体制の強化を行う」と表現したことに対し、26日に行われた厚労省アドバイザリーボードで専門家から物言いが付いたと朝日新聞が報じています。 ただ、アドバイザリーボードで「感染力が〇倍」との表現を用い…

厚労省アドバイザリーボード、1ヶ月に渡り「感染者数の下げ止まりを懸念」と言い続ける

10月26日に開催された第57回新型コロナ対策アドバイザリーボードで「減少速度の鈍化や下げ止まりが懸念される」との見解がまとめられたと読売新聞が報じています。 厚労省のアドバイザリーボードは10月の1ヶ月に渡って「下げ止まりを懸念」と言い続けたので…

『新型コロナ陽性者激減の理由』を説明できない厚労省アドバイザリーボードが「もう一段減らすべき」と主張

10月20日に行われた厚労省アドバイザリーボードで座長を務める脇田隆字氏が「リバウンドが発生して新型コロナの感染者数が増えており、もう一段の減少を目指すべき」と述べたと朝日新聞が報じています。 そもそも厚労省のアドバイザリーボードは『第5波が(…

8月末に「高校・大学を再開すれば感染は急増する」とアドバイザリーボードで述べた西浦氏は発言の総括をすべき

8月18日に行われた厚労省のアドバイザリーボードで西浦博氏は「学校を再開すると感染はどこでも急増するのでロックダウンを迫られる分水嶺だ。学校閉鎖するか否かの議論をしなければならない」と発言していました。 しかし、実際の新型コロナ陽性者数は真逆…