2021-01-01から1年間の記事一覧
ツイッターユーザーの『タクラミックス』氏が「新型コロナワクチン格差を放置しているのは愚か」との NHK の記事に賛意を表明していますが、ワクチン格差は残り続けるでしょう。 途上国では「新型コロナワクチン接種で得られる恩恵は先進国よりも少ない」か…
小説家で医師の知念実希人氏が「オミクロン株用の mRNA ワクチンを製造・出荷できる」と表明したファイザー / ビオンテックを褒め称えています。 しかし、実際には「そうせざるを得ない事情」があるのです。デルタ株の出現から半年以上も経過した中で『改良…
厚生労働省が雇用保険・失業等給付の保険料率を 0.6% に引き上げる方向で調整に入っていると毎日新聞が報じています。 雇用保険の積立金が消失した原因は「政府の新型コロナ対策」であり、それを主導した厚労省と恩恵を受けた高齢者が弁済しないのは問題と言…
厚生労働省が人口動態統計速報の2021年9月分を発表していましたので内容を紹介いたします。 2021年9月の出生数は速報値で7万5489人。前年同月より354人少なかったものの増減率は -0.5% でした。9月までの累計での増減率は -4.3% まで押し戻せたことはプラス…
ドイツのイェンス・シェパーン保健相が「この冬の終わりまでにドイツのほとんどの人がワクチン接種・回復・死のいずれかになるだろう」と警告を発していると AFP 通信が報じています。 この発言は正しいように感じられますが、『実際に存在する選択肢』の一…
小説家で医師の知念実希人氏が「ワクチンが少しでも遅れていれば欧州と同レベルの感染爆発が起きて下手すれば万単位の死者が出ていた」と主張するツイートを行なっています。 このツイートには事実と異なる点が複数あるため訂正されるべきでしょう。あまりに…
「新型コロナによる影響が世界と比較して軽微」との理由で日本政府のコロナ対策は成功と主張する声があります。 『コロナ禍』が軽微だったのは各種データで示されていますが、「『コロナ対策禍』は深刻」であることは事実です。「新型コロナによる影響は軽微…
ドイツで新型コロナ陽性者数が過去最多を記録したことで「子供たちの感染が急増しているからワクチン接種をすべき」や「日本も同じようになる恐れがあるから対策を続けるべき」との論調が散見されます。 しかし、これらの主張はいずれもドイツ当局の公式発表…
11月16日に行われた第11回・新型コロナウイルス感染症対策分科会で新型コロナ第5波での医療体制が検証され、「コロナ病床の使用は半数に留まった」と共同通信などが報じています。 この水準では医療崩壊が起きるはずはありませんし、即応病床を架空計上した…
イスラエル保健省がダッシュボードで報告している新型コロナの新規陽性者数・重症者数・死者数などをグラフ化しましたので紹介いたします。 グラフ化の対象は「2021年11月15日まで」です。 『入院中の重症者数』と『死者数』が減少傾向が続いているものの、…
「デルタ株によって日本の新型コロナ感染状況は欧米レベルに脆弱化した」との主張があります。ただ、この主張は事実誤認と言わざるを得ないでしょう。なぜなら、ピーク時の新規陽性者を切り取った数値が根拠になっているだけだからです。 ワクチンが無ければ…
「新型コロナワクチンを接種した直後に感染しやすくなる」という『魔の2週間』が存在するか否かの論争に思わぬ援軍が現れました。 ワクチンの有効性を示そうとした国立感染研が「1回目接種から13日以内では有効率がマイナス」と発表したからです。これは『魔…
テレビ朝日が「東京都で8月後半以降に感染者数が急減した理由は市民が高リスク行動を控えたことが要因になった可能性があると専門家会議で報告された」と報じています。 ただ、この報道はアドバイザリーボードに提出された資料から切り貼りが行われたもので…
“経済破壊大臣” と揶揄される仕事ぶりだった西村康稔議員が「鼻マスク」と指摘された尾身氏を「きちんとマスク着用をしている」と擁護するツイートをしています。ただ、尾身氏はノーマスクで会議に出席しているのですから批判は免れないでしょう。 尾身先生…
「医療機関が2021年度に手にする見込みの診療報酬は「コロナ禍前の2019年よりも増加して経営状況は概ね堅調」と財務省が発表したと日経新聞が報じています。 「経営が成り立たない」や「コロナ対策で医療費が下がれば自粛要請による恩恵と言える」などの医療…
読売新聞によりますと、政府の新型コロナ感染症対策分科会が政府に提案する新たな指標の原案が判明したとのことです。5段階の「レベル0」が “ゼロコロナ” ですから、『コロナ対策禍』が終息する期待は持てません。 しかも、新規感染者が1人でのいれば「マス…
ドイツで新型コロナ陽性者数が増加しているニュースを受けた医師の村中璃子氏が「ドイツよりもワクチン接種率が 10% ほど高い国は踏み留まっているから 1% でも1回でワクチン接種をすべき」と主張しています。 この主張はシンガポールなど他国の感染状況を無…
ファイザー製の新型コロナワクチンの接種効果を裏付ける「ワクチン試験」を実施している機関で “不適切な慣行” が横行していると BMJ が報じています。 ワクチン接種効果が「治験ほど得られていない」ため、尾を引く問題になる可能性はあるでしょう。
10月31日に投開票が行われた衆院選の出口調査で「若者は『新型コロナ対応』を特に重視している」との結果が現れたと日本テレビが報じています。これは中高年が思う『新型コロナ対応』とは別の理由があると見るべきでしょう。 【衆院選】NNN出口調査分析「特…
『こびナビ』で副代表を務める木下喬弘氏が「新型コロナワクチンは感染をしくくし、重症化も抑制するものだと最初から主張している」とツイートしています。 このツイートに “信者” は賛同していますが、木下氏は少なくとも3ヶ月前・2021年7月末の時点で「新…
大阪府から報告された新型コロナ罹患による年齢別・重症化率や死者数をグラフ化しましたので紹介いたします。数値は大阪府の発表から算出したものです。 2021年10月31日(日)までに報告された「重症化率」、「新規重症者数」、「死者数」などは以下のとお…
東京都から報告された『入院中の重症者数』を週平均値でグラフ化しましたので紹介いたします。 9月末の時点での『入院中の重症者数(週平均値)』は「100人超」でしたが、10月末には「20人を下回る数値」にまで減少しました。「60代以上の重症者数が減った…
BBC によりますと、「新型コロナワクチン接種を2回したとしても感染して同居人にうつすのは未接種者と変わらない」との調査結果が示されたとのことです。 「あなたの大切な人のためにワクチン接種をしましょう」とのキャンペーンは梯子が外されることになっ…
新型コロナワクチンを製造・販売するファイザーが5歳から11歳までの子供を接種対象とする承認申請に向けた協議を日本政府としていると読売新聞が報じています。 新型コロナによる重症化リスクがほとんどない子供にまでワクチン接種をする必要はありません。 …
岸田政権が「今夏の2倍程度の感染力を想定して医療体制の強化を行う」と表現したことに対し、26日に行われた厚労省アドバイザリーボードで専門家から物言いが付いたと朝日新聞が報じています。 ただ、アドバイザリーボードで「感染力が〇倍」との表現を用い…
サッカー・ドイツ代表の中心選手が「新型コロナワクチン接種の見送り」を表明したことに対し、ドイツ政府が「人々の手本として接種して欲しい」と言及する状況になっています。 政府は『選手が現時点でのワクチン接種を見送る決断をした理由』には顧みておら…
10月26日に開催された第57回新型コロナ対策アドバイザリーボードで「減少速度の鈍化や下げ止まりが懸念される」との見解がまとめられたと読売新聞が報じています。 厚労省のアドバイザリーボードは10月の1ヶ月に渡って「下げ止まりを懸念」と言い続けたので…
イスラエル保健省がダッシュボードで報告している新型コロナの新規陽性者数・重症者数・死者数などをグラフ化しましたので紹介いたします。 グラフ化の対象は「2021年10月25日まで」です。 東京より減少ペースは遅いものの新規陽性者数は「着実に減少」し、…
「ワクチン接種先進国であるイギリスで新型コロナの感染者数が1日5万人になった」と読売新聞が “ネガティブな論調” で報じています。 この記事はナンセンスと言わざるを得ないでしょう。なぜなら、新規陽性者数が増えている状況であるにも関わらず、死者数(…
国公労連中央執行委員で雑誌編集者の井上伸氏が『新型コロナによる人口100万人あたりの死者数』を持ち出し、「維新では国民の命を守れない」と主張しています。 井上氏の政治的な立ち位置から上述の主張をしたのでしょうが、これは致命的な誤りがあります。…