【大阪府】 新型コロナの重症化率および死者数(2021年10月31日時点)

  大阪府から報告された新型コロナ罹患による年齢別・重症化率や死者数をグラフ化しましたので紹介いたします。数値は大阪府の発表から算出したものです。

  2021年10月31日(日)までに報告された「重症化率」、「新規重症者数」、「死者数」などは以下のとおりです。


新型コロナによる年齢別・重症化率の推移(7日間平均)

  新型コロナの重症化率は現時点で「使えない代物」となりました。理由は「10月中旬以降は新規重症者がゼロとなった」からです。

  新規重症者が1人発生すれば、『7日間平均値』は「その前後7日間」に渡って影響が出ます。70代で重症化率が 25% となっているのは分母に該当する新規陽性反応者が少ないことも理由です。

  したがって、第6波が襲来して新型コロナ陽性者数が急増しない限りは『重症化率』はスルーすべきと言えるでしょう。


新型コロナの新規重症者数

  大阪府から報告された『新規重症者数』ですが、10月上旬には「1日5人」が報告される日もありました。

  しかし、10月後半は「半月の合計で5名」という水準です。新規陽性者数が激減していることもありますが、そもそも重症化する症例が少ない状況です。不安を煽ることは信頼を失う行為だと認識すべきでしょう。


新型コロナによる死亡日別の死者数

  死者数に関しても『新規重症者数』と同様に「減少の傾向」が示されています。

  新型コロナ罹患が理由で死亡する可能性が高い「新規重症者は10月後半は累計で5名」にまで激減し、新規陽性者数も低位のままです。そのため、死者は片手で数えられる程度に留まると予想できるでしょう。

  当面の間は大きな変動もない状況が続くと予想されます。