発表・報告
東京大学医科学研究所が「従来株による感染で誘導された免疫は長期にわたり記憶され、変異株に対する感染防御に寄与する」との研究結果を発表しています。 「新型コロナワクチンの効果持続期間よりも自然免疫の方が優れている」との結果が示されたのです。…
厚生労働省が人口動態統計速報の2021年11月分を発表していましたので内容を紹介いたします。 出生数は7万396人と前年同月より約900人の増加になりました。少子化が進む中で出生数が前年よりも多かったことはイレギュラーなことと言えるでしょう。 一方で死…
厚生労働省が人口動態統計速報の2021年10月分を発表していましたので内容を紹介いたします。 2021年10月の出生数は速報値で7万3129人。前年同月と比較すると「-2.3%」でした。10月までの累計出生数は前年よりも「-4.1%」と悪化したままであり、2022年の年間…
厚生労働省が12月3日に行われた専門部会で「新型コロナワクチン接種時に若い男性は心筋炎(や心膜炎)が重大な副反応」と警戒度を上げることが了承したと共同通信が報じています。 心筋炎を「重大な副反応」に - 厚労省、警戒度引き上げhttps://t.co/gNNMDq…
厚生労働省が人口動態統計速報の2021年9月分を発表していましたので内容を紹介いたします。 2021年9月の出生数は速報値で7万5489人。前年同月より354人少なかったものの増減率は -0.5% でした。9月までの累計での増減率は -4.3% まで押し戻せたことはプラス…
11月16日に行われた第11回・新型コロナウイルス感染症対策分科会で新型コロナ第5波での医療体制が検証され、「コロナ病床の使用は半数に留まった」と共同通信などが報じています。 この水準では医療崩壊が起きるはずはありませんし、即応病床を架空計上した…
「新型コロナワクチンを接種した直後に感染しやすくなる」という『魔の2週間』が存在するか否かの論争に思わぬ援軍が現れました。 ワクチンの有効性を示そうとした国立感染研が「1回目接種から13日以内では有効率がマイナス」と発表したからです。これは『魔…
「医療機関が2021年度に手にする見込みの診療報酬は「コロナ禍前の2019年よりも増加して経営状況は概ね堅調」と財務省が発表したと日経新聞が報じています。 「経営が成り立たない」や「コロナ対策で医療費が下がれば自粛要請による恩恵と言える」などの医療…
ファイザー製の新型コロナワクチンの接種効果を裏付ける「ワクチン試験」を実施している機関で “不適切な慣行” が横行していると BMJ が報じています。 ワクチン接種効果が「治験ほど得られていない」ため、尾を引く問題になる可能性はあるでしょう。
厚生労働省が2021年8月分の人口動態統計速報を発表していましたので内容を紹介いたします。 出生数は速報値で7万5788人。これは昨年8月の速報値(7万5724人)を上回る値です。確定値は速報値よりも低くなりますが、それでも「昨年8月よりも確定値での出生数…
10月20日に行われた厚労省アドバイザリーボードで座長を務める脇田隆字氏が「リバウンドが発生して新型コロナの感染者数が増えており、もう一段の減少を目指すべき」と述べたと朝日新聞が報じています。 そもそも厚労省のアドバイザリーボードは『第5波が(…
10月15日に開催された厚生労働省の第70回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会で若い男性が「モデルナ製の新型コロナワクチン接種」の推奨対象から外れました。 「低年齢層ほど新型コロナワクチン接種によって得られるメリットをデメリッ…
厚生労働省が2021年7月分の人口動態統計速報を発表していましたので内容を紹介いたします。 7月分の大まかな傾向は「先月(=2021年6月)と同じ」でした。出生数は「前年同月比で -3.3% と悪化」しているものの、今年1月と2月の落ち込み幅があまりに大きかっ…
新型コロナワクチンの3回目接種許可申請を FDA (アメリカ食品医薬品局)に行ったファイザー社の提出資料に『3回目接種時の副反応の頻度』に対する記述がありましたので紹介いたします。 3回目接種時の副反応は「2回目接種時と同程度で発生」している状況で…
ファイザーが「新型コロナワクチンの予防効果が2回目接種後に減衰していく」との治験結果をアメリカ食品医薬品局(FDA)に提出したと日経新聞が報じています。 ワクチン接種の効果が減衰するのはイスラエルやイギリスでの調査で判明していたことです。それが…
「イスラエルの保健省が新型コロナに感染した子供の 10% に何らかの後遺症」と発表したとロイター通信が報じています。 イスラエル、新型コロナ感染した子供の10%に後遺症=保健省調査 https://t.co/ZXmagfD2Ys — ロイター (@ReutersJapan) 2021年9月13日 …
9月8日に開催された第51回新型コロナ対策アドバイザリーボードで厚労省が「新型コロナワクチン等の効果の推定」を発表しています。 ただ、発表された内容は鵜呑みにすべきではないでしょう。なぜなら、死者数を推計するための致死率は『2021年1月から5月の…
読売新聞が9月4日付の記事で「新型コロナワクチンの2回接種で発症予防効果は91%」との分析結果を国立感染症研究所がまとめたと報じています。 ただ、この分析は現時点で使い物になりません。内容が古すぎるなど複数の問題点がある分析だからです。 感染研が…
8月31日に厚労省が「2020年度の概算医療費は前年度よりも1兆4000億円減の42兆2000億円で過去最大の下げ幅を記録した」と発表したと日経新聞が報じています。 日本は少子高齢化で医療費が減少する見通しは皆無の状況でした。それが “コロナ禍” の真っ最中に…
厚生労働省が人口動態統計の速報(2021年6月分)を発表していましたので紹介いたします。 出生数は前年度から2000人減の7万1031人、死者は8300人増の10万8734人となりました。『2021年6月の出生数や死者数の傾向』は「2021年5月分と同様」です。 ただ、近畿…
イギリスのフィナンシャル・タイムズが「ファイザー製のワクチンは接種当初の効果は高いが4ヶ月後にはアストラゼネカ製と同等にまで効力が減衰している」とのオックスフォード大学による研究結果を記事にしています。 ファイザー製ワクチンの接種効果が当初…
8月18日に第48回新型コロナ対策アドバイザリーボードが行われ、感染研の鈴木基氏が資料として『死亡者数のリアルタイム予測』を提出しています。 それを受けて会見した脇田隆字氏が「死者数の増加」を懸念していますが、世間の行動が変わる可能性は低いでし…
8月11日に開催された第47回新型コロナ対策アドバイザリーボードにおいて、「デルタ株の致死率や重症化率はアルファ株と比較した際の有意差はなかった」との報告がされています。 一部の医療関係者や医師を名乗る SNS アカウントが「デルタ株は若者の重症化率…
厚労省が人口動態統計速報の2021年5月分を発表していましたので紹介いたします。 出生数と死亡数は先月とほぼ同数でした。出生数は今年1月から5月までの累計で -6.6%、死亡数は「2020年に記録した過少死亡の揺り戻しが生じた内容」となっています。
イスラエルの保健省がファイザー製の新型コロナワクチンに対する接種効果を発表しています。 接種効果が推計された期間は「2021年6月20日から7月17日までの約1ヶ月」で、その期間に感染および発症予防効果が大きく低下する結果となりました。ただ、ワクチン…
職域接種で用いられているモデルナ製ワクチンの重点的調査(コホート調査)の中間報告が厚労省の予防接種・ワクチン分科会の副反応検討部会で公表されていました。 現役自衛官を対象としたものであるため、性別が男性に偏っていることに留意が必要です。ただ…
7月21日に行われた第44回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードで京都大学の西浦博教授が新たな試算を発表しています。 東京都での1日の新規感染者や入院患者数が3000人を超えるとの内容ですが、重症者数の項目を西浦氏自身が無視して「医療逼迫…