【大阪府】 新型コロナの新規陽性者数・重症化率・死者数など(2022年4月16日時点)

  大阪府から報告された新型コロナ罹患による年齢別・重症化率や死者数をグラフ化しましたので紹介いたします。数値は大阪府の発表から算出したものです。

  2022年4月16日(土)までに報告された「重症化率」、「新規重症者数」、「死者数」などは以下のとおりです。

  新規陽性者は「1日あたり4000人ほど」で推移していますが、新規重症者は「1日あたり1名いるかどうか」の水準です。また、死者に関しても「1日あたり5人未満」にまで低下しています。


新型コロナによる重症例

新型コロナによる年齢別・重症化率の推移(7日間平均)

  70代以上の重症化率が上下動していますが、これは新規重症者が報告されたのが「高齢者に限定」されていることが理由です。50代の重症化率が 0.25% であり、中年層でさえ新型コロナに対してナーバスになる必要はないと言えるでしょう。

新型コロナ(=オミクロン株)による新規重症者数

  3月末以降で新型コロナによる新規重症者は5名以下です。また、『入院中の重症者数』は4月中旬に50人を下回りました。『新規陽性者数』を根拠に対策を続けることはナンセンスと言わざるを得ないでしょう。

新型コロナ(=オミクロン株)による入院中の年齢階層別重症者数

  厚労省が発表している新型コロナの年齢階級別・重症者数を大阪府の数値に合わせると以下のようになります。

  70代以上の高齢者が『重症』を脱すれば、重症者用病床は空くのです。医療逼迫が起きているのであれば、“助かる可能性がより高い人” のために病床を確保する『トリアージ』を医療側が呼びかけるべきでしょう。


新型コロナ(=オミクロン株)での死者数

  なお、新型コロナによる死者数は2月中旬に「1日あたり50人弱」のピークに達し、以後は減少を続けています。3月中旬には「1日あたり10人強」で4月以降は「1日あたり10人弱」にまで低下しています。

  死者の大部分が80歳以上であり、若者や現役世代に活動自粛を求める方針は反感を買う結果となるでしょう。


新型コロナの新規陽性者と実効再生算数R

  大阪府での新規陽性者数は3月下旬の「1日あたり4000人」から横ばいが続いています。実効再生産数Rは R>1 となったのですが、(平均世代時間を2日とすると)ピークで R=1.03 なのです。

  専門家は「入学式や入社式などのイベントで感染が拡大する」と警鐘を鳴らしていますが、第7波とは言えない状況です。自らの見立てが間違ったいたことを認めないのですから、専門家の『過ち』を指摘せざるを得ないでしょう。