厚労省アドバイザリーボードの一員だった和田耕治氏、ファイザーに転職したことでメディアなどから触れられなくなる

  感染症対策の専門家として活動していた和田耕治氏が2022年夏頃からマスコミに取り上げられなくなりました。これは和田氏がファイザー社に転職したことで「中立性が損なわれた」とメディアが判断したからでしょう。

  コロナ対策を強く要求し、新型コロナワクチンの4回目接種を専門家の立場で促していた人物が製薬会社に転職した事実は記録されているべきと思われます。


2022年の初夏までは国際医療福祉大学の教授職にあった和田耕治氏

  和田耕治氏は2022年6月末の時点では国際医療福祉大学の教授職だったと思われます。「新型コロナワクチンの4回目接種ができるように」と “国際医療福祉大学の教授” として訴える記事が投稿されているからです。

  しかし、夏場以降は和田氏がメディアに登場する機会は減りました。

  これは和田氏が『国際医療福祉大学の教授』という公衆衛生学における “中立的な専門家” ではなく、“特定の私企業のために働く人物” に肩書きが変わったことが原因と思われます。


『厚労省・新型コロナ感染対策アドバイザーリーボードの一員』の肩書きを持つファイザー社員

  和田耕治氏の現在(2022年10月時点)の肩書きは「ファイザー株式会社ワクチンメディカルアフェアーズ部長」です。そのように紹介(PDF)されているからです。

  また、保険医療科学第71巻第4号に和田氏自身が「ファイザー社に属している」と記述(PDF)しています。

  つまり、2022年夏以降は和田耕治氏に新型コロナに関する見解を求めたマスコミは「ファイザー社の和田耕治氏によると〜」と書かなければならなくなったのです。

  “新型コロナワクチンの製造・販売する企業に所属する人物” が発する『新型コロナへの見解』を「中立」と見なす人はいないでしょう。だから、マスコミが和田氏からコメントを取る頻度が減ったのです。



  和田耕治氏は過去記事でも取り上げたことがありますが、鉄道事業者に「事業存続のためにマスク着用を呼びかけろ」と “恫喝まがいの主張” をしていた人物です。

  厚労省のアドバイザリーボードに参加している専門家は平気で違法行為をしていましたし、その責任が現時点でも問われていないことは深刻な問題でしょう。

  多額の補助金が現在も医療業界に流れ込んでいるのです。政治が是正に乗り出す必要があるはずです。