新型コロナワクチンの年齢階級別3回目接種率 (2022年6月27日発表分)

  首相官邸が毎週月曜日に発表している新型コロナワクチンの接種状況が6月27日にも更新されていましたので、年齢階級別の3回目接種率が公開された4月11日時点からの積み上げ分などを紹介いたします。

  年齢階級別の3回目接種率などは以下のとおりです。


新型コロナワクチンの年齢階級別接種率

  3回目接種の接種率はこれ以上は上がらないでしょう。2週間前の6月13日時点と比較してほとんどの年齢層で +1% ほどしか上乗せができていないからです。

  • 2022年6月27日時点での新型コロナワクチン3回目接種率
    • 40代: 57.9%
    • 30代: 48.6%
    • 20代: 44.9%
    • 12〜19歳: 29.7%

  ワクチン接種効果を水増しする統計不正が発覚したことで不信感も芽生えているため、今後は “腫れ物” の扱いを受けることになると予想されます。


ワクチン3回目接種者とワクチン未接種者の新規陽性者数

  厚労省の新型コロナ感染対策アドバイザリーボードの面々は「夏休みになると普段会わない人との接触機会が増えることによる感染拡大の可能性がある」などと主張しています。

  しかし、懸念すべきは「新型コロナワクチン3回目接種者が(2回目接種者の時と同様に)ワクチン未接種者よりも感染しやすくなることで感染拡大」でしょう。なぜなら、接種効果の減衰はアドバイザリーボードの発表資料から読み取れるからです。

  免疫力を “前借り” したことで後々に「ワクチン未接種者よりも感染しやすい」では本末転倒です。60代では「20ポイント近く数値が悪化」しており、7月中旬には「3回目接種者は未接種者よりも感染しやすい状況に陥りそう」な状況です。

  これを専門家は「ワクチン接種効果が切れる」と表現し、「未接種者と変わらない感染リスクに戻るだけ」とのミスリードを誘っているのです。マスコミには問題ある対策を求めた専門家の責任を先頭に立って追求する責務があると思われます。


参考:80代のワクチン接種歴ごとの新規陽性者数