新型コロナワクチンの年齢階級別3回目接種率 (2022年6月6日発表分)

  首相官邸が毎週月曜日に発表している新型コロナワクチンの接種状況が6月6日にも更新されていましたので、年齢階級別の3回目接種率が公開された4月11日時点からの積み上げ分などを紹介いたします。

  年齢階級別の3回目接種率などは以下のとおりです。


新型コロナワクチンの年齢階級別接種率

  30代と40代は「5月前半と比較して接種回数が約半分にまで減少」し、20代以下は「5月前半と同程度の接種回数を維持」する結果となっています。

  厚労省がワクチン接種効果を水増ししていた問題が明るみに出たため、その責任を取らないまま3回目接種を勧めたところで不信感が募る結果になるだけと予想されます。

  また、諸外国からの報告との差異を見逃していた専門家は「実力不足」を理由に解任を言い渡すべきでしょう。


病床を埋めない若年層の新型コロナ接種率は無意味

  6月1日に開催された第86回・新型コロナ感染対策アドバイザリーボードに提出された資料(PDF)に示されている年齢階級別のワクチン接種歴ごとの新規陽性者数は以下のとおりです。

  若年層は新型コロナ罹患で入院が必要になるケースが極めて稀であり、新型コロナワクチン接種や感染対策を求める必要性がありません。“有効な感染対策” があるのであれば『高リスク群』がすれば済むことだからです。

  アドバイザリーボードで示された “5月16日から22日までの1週間” で70代以上のワクチン未接種者が陽性反応を示したのは全国で約600人。70代以上のワクチン3回目接種者は約7400人です。

  医療機関で対処する患者は「絶対数」なのですから、「未接種者10万人あたり」と「3回目接種者10万人あたり」で比較することは参考データに留めるべきでしょう。

  新型コロナワクチンの接種を推奨する残された根拠は「重症化を抑制する」ですが、これは『重症化に至った症例のワクチン接種歴』を調査すれば判明するはずです。それを調査・公表せずに「ワクチン接種」を求める行政のやり方は怠惰と言わざるを得ないのではないでしょうか。