新型コロナワクチンの年齢階級別3回目接種率 (2022年5月23日発表分)
首相官邸が毎週月曜日に発表している新型コロナワクチンの接種状況が5月23日にも更新されていましたので、年齢階級別の3回目接種率が公開された4月11日時点からの積み上げ分などを紹介いたします。
年齢階級別の3回目接種率などは以下のとおりです。
新型コロナワクチンの年齢階級別接種率
中年層以下では2週間前の4月25日と比較すると約5ポイントのプラスを記録しており、「3回目までは接種を」と呼びかけている政府の思惑どおりに接種が進んでいると言えるでしょう。
ただ、厚労省アドバイザリーボードが発表しているワクチン接種歴で分類した年齢階級別の新規陽性者数は「接種効果が疑わしい現実」を示唆しています。
ワクチン接種歴別の新規陽性者数(5月2日〜8日)
5月19日に行われた第84回・新型コロナ感染対策アドバイザリーボードで報告された『ワクチン接種歴別の新規陽性者数(PDF)』は以下のとおりです。
ワクチン接種によって「新型コロナへの感染防御力を “前借り” している状態」と言わざるを得ない数値となっています。
ワクチン未接種者の方が『2回接種者』よりも「人口あたりの新規陽性者数が少ない」のです。「数ヶ月ごとの新型コロナワクチン接種」を呼びかけないのであれば、ワクチンは感染対策として効果がないと認めたも同然です。
新型コロナワクチンを全年齢層に接種するよう求める方針はワクチン接種推進派のメンツを守ることが主目的になっている現実を直視する必要があると言えるでしょう。