新型コロナワクチンの年齢階級別3回目接種率 (2022年5月9日発表分)

  首相官邸が毎週月曜日に発表している新型コロナワクチンの接種状況が5月9日にも更新されていましたので、年齢階級別の3回目接種率が公開された4月11日時点からの積み上げ分などを紹介いたします。

  年齢階級別の3回目接種率などは以下のとおりです。


新型コロナワクチンの年齢階級別接種率

  4月末から5月初旬はゴールデンウィークだったため、3回目接種にも影響が及んでいた可能性を考慮する必要があると思われます。

  この2週間で3回目接種が進んだのは『12歳から19歳』です。接種率が 9.2% から15.5% と6ポイントも向上しました。20代や30代は4ポイントの増加ですから、学生の接種はそれなりに進んでいると言えるでしょう。

  5月からは「高齢者などを対象にした4回目接種」が開始されるため、5月下旬か6月初旬には『4回目接種の接種率』も公表されると考えられます。


感染予防効果の期待できない新型コロナワクチン接種を選手に勧める NPB

  若年層が新型コロナワクチンの3回目接種に消極的になる中でプロ野球界やサッカー界は接種に熱心であることが日刊スポーツなどで報じられています。

  新型コロナワクチンによる感染予防効果は「存在したとして持続期間は数ヶ月」の代物です。“健康な若者” の代表例であるプロスポーツ選手が3回目接種を積極的にする意味は極めて薄いでしょう。

  ワクチン接種をしても陽性反応が出れば出場選手登録は抹消されます。しかも自主隔離を強いられるため、かなりの確率でコンディションを崩すことになります。

  しかも、接種時の副反応は無視できないレベルなのです。「割りに合わない」と考える選手が出るのは当然ですし、木下投手(中日ドラゴンズ)の事例を有耶無耶にしたままで接種を求める NPB の姿勢は選手が不信感を抱く要因になりかねません。

  3回目接種率が「10%台」に留まる球団が存在することはネガティブに捉える必要はないでしょう。無症状者にまでスリクーニング検査を実施して陽性判定で選手を強制離脱させる対応をしていることが本末転倒なのですから。