“ワクチン接種効果や韓国での感染状況から目を背ける首相官邸” が「3回目接種は種類よりもスピード」と煽る

  首相官邸の公式ツイッターが「3回目のワクチン接種は種類よりもスピード」を投稿しています。

  これは問題と言わざるを得ないでしょう。なぜなら、新型コロナワクチンを何回接種しても集団免疫には到達しないからです。また、3回目接種の先進国である韓国は感染爆発に見舞われました

  日本政府は現実を直視し、『誤った現行対策』を方針転換しなければならないと言えるでしょう。


韓国での新型コロナの感染状況

  首相官邸が掲げる「ブースター接種は『種類』よりも『スピード』」を実行した国は存在します。それは日本の隣国である韓国です。

  ただ、韓国での新型コロナ(=オミクロン株)による感染拡大は『3回目接種』で封じることはできませんでした。なぜなら、死者数が深刻な状況になっているからです。

ブースター接種率と死者数の関係

  韓国では昨年末に『デルタ株』による感染拡大がピークを迎え、その際に「60歳以上への3回目接種」を敢行。今年1月の中頃にはブースター接種率は 80% 超となっています。

  しかし、『オミクロン株』の感染拡大には歯が立ちませんでした。3月上旬には『1日あたりの死者数』が「200人弱」と『デルタ株』の2倍以上を記録しているのです。

  日本の人口に換算すると「1日あたり死者400人超」となります。ブースター接種を済ませた状態で日本よりも多い死者数を計上したのですから、「スピード重視の接種」をする意味を見出すことはできないでしょう。

ブースター接種率と重症者数の関係

  なお、韓国での『新型コロナによる入院中の重症者数』は過去最悪を更新しそうな勢いで増加中です。

  『デルタ株』による感染拡大が起きていた時と比較して「約2倍」のペースで重症者が増えており、この現実も「ブースター接種の効果」に疑問を抱かせる結果になっていると言わざるを得ないでしょう。


現役世代や将来世代への “経済制裁” を続ける日本の先行きは暗い

  「日本の先行きは『新型コロナ対策』により暗くなった」と言わざるを得ないでしょう。

  • 高齢者は負担ゼロで命を守られる
  • 若者を中心とする現役世代は「(信憑性が疑わしい)他人の命を守るため」との理由で副反応のリスクを経済損失を取らされる
  • 今後生まれてくる子供は「国債発行で捻出されたコロナ対策費の負担」を強いられる

  “社会保障の受益者である高齢者” は生産性がマイナスです。

  日本政府は『経済活動で付加価値を創出している現役世代』や『これから付加価値を創出する将来世代』を犠牲にする新型コロナ対策を続けているのですから、経済の落ち込みが深刻になるのは当然でしょう。復活するのはイギリスのように将来を見据えた国です。

  “国家社会主義日本高齢者党” が絶対安定多数を占めているに等しい今の日本が経済成長をすることはありません。医療など税金に寄生する産業の代弁者を国の統治機構から排除することが不可避なのではないでしょうか。