新型コロナの重症化率: 大阪府・2021年7月31日現在
大阪府から報告された新型コロナ罹患による年齢別・重症化率をグラフ化しましたので紹介いたします。
2021年7月に報告された「重症化率」や「新規重症者数」などは以下のとおりです。
大阪府から報告された重症者数の指標
2021年7月
重症化率
新規重症者数
寸評
大阪府も緊急事態宣言の対象になることが発表されましたが、『新規重症者数』や『死者数』の推移を見る限りでは「過剰反応」と言わざるを得ません。
大阪府から7月に発表された発表日別の死者数は50名。25日以降の1週間では4名です。(内訳は80歳超が1名、70代が2名、60代が1名)
また、新規重症者数は今年5月の第4波とは比較にならないほど低い水準です。入院中の重症者数は「7月31日の7日間平均で68名」となっています。こちらは「7月31日の重症者は76名」と増加が見て取れるものの許容範囲内と言えるでしょう。
重症化率の計算式
重症化率を算出するために必要となる「新規陽性反応者数」と「新規重症者数」は大阪府が発表している数値を用いています。
ただ、『1日単位』ではグラフの変動幅が大きくなり過ぎるため、『7日間平均』で重症化率を算出してグラフ化しています。具体的な計算式は次のとおりです。
【1月7日時点での全体の重症化率(2.48%)】
=【1月1日〜7日までの新規重症者の総数(65人)】/【1月1日〜7日までの新規陽性者の総数(2620人)】
なお、重症化率のグラフ化は「全体」と「30代以上の各年代別」です。20代の重症化率は「30代の半分程度」で推移しているため、グラフからは省略しています。
参考
2021年4月
注:『α株(旧称・英国株)』の感染がピークだった頃