【東京都】新型コロナの新規陽性者・重症者数・死者数などの推移(2023年1月14日時点)

  東京都から報告された新型コロナによる『新規陽性者数』、『入院中の重症者数』、『死者数』などをグラフ化しましたので紹介いたします。

  グラフ化を行なった期間は「2023年1月14日(土)まで」です。

  『入院中の重症者数』と『新規陽性者数』が2023年1月中旬からは減少の傾向が見られているため、新型コロナを煽りにくくなった医療関係者は「インフルエンザとの同時流行」を騒ぎ立てることが予想されます。

  新型コロナによる死者数は(報告日ベースで)増加傾向が明らかですが、死者の大部分が80歳以上であるため世間に恐怖を訴えかけてもスルーされるようになりました。

  「あんなに元気だったお爺ちゃん・お婆ちゃんがコロナ陽性になって急死した」という体験エピソードがネット上にバズらなくなった現状がすべてを物語っていると言えるでしょう。


年齢別・入院中の重症者数(都の基準)

  東京都基準での『入院中の重症者数』は2022年夏の第7波の際に記録した43名は超えています。ただ、2023年1月上旬に記録した「50人強」がピークと言える状況です。

  これは東京都から報告される新規陽性者数が減少傾向にあるため、『入院中の重症者数』がさらに増加する可能性は低いことが理由です。

  ちなみに、2022年2月と3月に生じた第6波の際の『入院中の重症者数』はピーク値で87名でした。1年前と比較しても新型コロナウイルスの弱毒化は事実と認めざるを得ないでしょう。


新規陽性者数と実効再生産数Rの推移

  東京都での新型コロナの新規陽性者数は2022年12月末がピークでした。

  民間の検査機関が年末年始に休業した関係で『新規陽性者数』が一括計上されたことで実効再生産数Rが年明けに大きく上下動しましたが、2023年1月上旬以降は減少傾向が明らかです。

  一部の医療関係者が「新型コロナの感染拡大」を懸念したところで “収束に向かう感染状況” が『対策』によって変わったことはありません。したがって、今度はインフルエンザとの同時流行が懸念されるとの煽りにシフトをする医療関係者が出てくると予想されます。


新型コロナ(≒ BA.5)による死者数の推移

  最後に『新型コロナによる死者数』は増加の傾向が鮮明に現れています。

  2022年11月上旬は「1日あたり10人弱」の死亡報告数だったのですが、2023年1月上旬には「1日あたり30人強」と3倍以上に増加しています。ただ、この事実で騒ぎ立てるマスコミは限定的になりました。

  その理由は「新型コロナによる死者の大部分が80歳以上の後期高齢者」だからでしょう。

  “死の淵に立っていなかった人” が新型コロナ感染を機に亡くなっているケースが多いのであれば、著名人やマスコミ関係者の死亡事例を持ち出した煽り報道が頻繁にあるはずです。そうした報道がないのですから、「寿命を全うした人がコロナ陽性を示していた」というケースがほとんどと考えられます。