【大阪府】 新型コロナの新規陽性者・重症者率・死者数など(2021年12月31日時点)
大阪府から報告された新型コロナ罹患による年齢別・重症化率や死者数をグラフ化しましたので紹介いたします。数値は大阪府の発表から算出したものです。
12月後半から新規陽性者数の増加が見られるものの、新規重症者は「2名」で死者は「0名」でした。したがって、オミクロン株の脅威を過剰に煽ることは問題視されるべきと言えるでしょう。
2021年12月31日(金)までに報告された「重症化率」、「新規重症者数」、「死者数」などは以下のとおりです。
新型コロナによる年齢別・重症化率の推移(7日間平均)
11月に引き続き、12月も『重症化率』は使える指標ではありません。なぜなら、分子となる新規重症者数が少なすぎる状況だからです。
感染状況としては12月下旬から『新規陽性反応者数』が増加しています。
この中から “一定の割合” で重症者(や場合によっては死者)が報告されることになるため、「どのぐらいの割合となるか」を見守る価値はあると言えるでしょう。
新型コロナの新規重症者数
なお、大阪府から報告された新規重症者数は2021年11月が8名、12月は2名でした。入院中の重症者数は2021年12月31日時点で「2名」と報告されています。
したがって、「病床にはかなり余裕がある」と言うことができるでしょう。
新型コロナによる死亡日別の死者数
『新型コロナによる死者』は「11月26日以降に報告された死者数は0名」です。これは『死の淵にいる入院中の重症者数』が少ないため、死者の報告が皆無に近いのは必然と言えるでしょう。
また、「オミクロン株の毒性はデルタ株よりも弱まっている」と既に感染拡大が起きた国から報告されています。ワクチン接種が逆効果になるなど “皮肉な結果” に見舞われない限り、惨状にはならないと考えられます。
「大晦日にオミクロン株の陽性者3200人」と煽った人々
2022年を迎えるにあたり、“落とし前” を付けなければならない専門家もいます。
「府内に2桁から3桁の市中感染者がいるのでは?」との朝野和典氏の発言を基に日刊ゲンダイは「100人の感染者が1.5日で倍増すると大晦日には3200人になるから緊急事態宣言を出せ」と煽っています。
ただ、実際には100人にも満たない78人でした。死者や重症者の数値を無視し、『PCR検査での陽性反応者数』で煽っているのですから悪質さは記録しておく必要があるでしょう。
こうした煽りは医師免許保有者もしているのです。医療介入が不要な軽微な疾病に対する恐怖を煽ることは「狼少年」になることを学習して欲しいものです。