【東京都】新型コロナの新規陽性者・重症者数・死者数などの推移(2022年9月10日時点)

  東京都から報告された新型コロナによる『新規陽性者数』、『入院中の重症者数』、『死者数』などをグラフ化しましたので紹介いたします。

  グラフ化を行なった期間は「2022年9月10日(土)まで」です。

  新規陽性者数は減少が続いており、新型コロナの煽りは「ネタ切れ」になりつつあります。“可能性” を根拠にコロナ対策の継続を訴える専門家に政治が配慮する限り、コロナ対策禍による被害は増え続けることになるでしょう。


新規陽性者数と実効再生産数Rの推移

  新規陽性者数は2022年7月末にピークアウトし、その後は減少が続いています。

  子供から高齢者まで実効再生産数Rは同じ曲線を描いて現在では R<1 で推移しており、「“特定の年齢層” が新型コロナの感染拡大を引き起こした」との言論は妄想と結論付けられるでしょう。

参考:新規陽性者数とワクチン接種状況

  第7波は「ワクチン接種者で陽性反応を示す人が感染し尽くしたので収束した」と言われても反論できないでしょう。

  陽性者における未接種者と接種歴保持者の比率はピーク時で「1:4」を超えており、これは「陽性者の8割以上が『ワクチン接種歴保持者』」という意味です。

  それが9月中旬には「1:3」にまで低下しており、これだと「陽性者に占めるワクチン接種歴保持者の割合は 75%」となります。この数値は国民のワクチン接種歴に近いことを知っておいて損はないはずです。


年齢別・入院中の重症者数(都の基準)

  東京都基準での BA.5 による重症者数は今年2月から3月にかけて感染が拡大した『オミクロン株』によるピーク値の半分以下に終わりました。

  9月10日時点での新型コロナによる重症者数は30人。8月中旬のピーク値の 75% に相当します。新規陽性者数が減少しているのですから『都の基準での重症者数』が増加に転じることはないでしょう。


新型コロナ(≒ BA.5)による死者数の推移

  9月に入ってから『新型コロナによる死者数』は「1日あたり約30人」が報告されていますが、死亡日別のピークは「8月上旬の1日あたり35名ほど」であることが確認できます。

  新型コロナによる死者の大部分が80歳以上の後期高齢者であり、コロナ対策を止めたくない理由はシルバー・デモクラシーに他ならないでしょう。なぜなら、現役世代や将来世代には弊害でしかないからです。



  盆休みが明けて繁華街の人出が増えている状況であるにも関わらず、新型コロナの新規陽性者数は減少を続けているのです。これは人流と感染拡大に関連がないことを意味しており、それを認めようとしない専門家が提示する対策は即座に打ち切らなければなりません。

  コロナ禍に見舞われなかった日本がコロナ対策禍に見舞われているのです。新型コロナ対策を要求した専門家らによる “人災” ですから、その責任と取らせる必要があるでしょう。