【東京都】新型コロナの新規陽性者・重症者数・死者数などの推移(2022年5月28日時点)
東京都から報告された新型コロナによる『新規陽性者数』、『入院中の重症者数』、『死者数』などをグラフ化しましたので紹介いたします。
グラフ化を行なった期間は「2022年5月28日(土)まで」です。
新規陽性者数は「1日あたり3000人前後」で推移しているものの、入院中の重症者数は5月28日発表分で3名。死者は「1日あたり数人以下」の水準です。エボラ出血熱以上の対応を求める法的分類は問題であり、5類に変更すべきでしょう。
年齢別・入院中の重症者数(都の基準)
東京都の基準での『入院中の重症者数』は2022年5月初旬に10名を下回ると、5月13日以降は「5名以下」で推移しています。
アドバイザリーボードに参加する専門家は「普段は会わない人と会うゴールデンウィークを機に感染拡大する」と煽りましたが、病床逼迫を起こすような感染拡大は起きていません。
尾身氏ら専門家が指標にしているのは『陽性反応者数』であり『医療介入が必要な患者数』ではありません。「前者を根拠に『新型コロナ対策の継続』を要求する専門家は百害あって一利なし」と言わざるを得ないでしょう。
新型コロナ(≒オミクロン株)による死者数の推移
新型コロナによる死者数は『発表日別の死者数』で「1日あたり10人弱」となっていますが、『死亡日別の死者数』では「1日あたり数人以下」です。
これは「2022年2月や3月に死亡した人」が5月になってから「新型コロナによる死者」として計上されていることが理由です。人口動態統計で今年2月や3月の死者数の速報値は発表済みであり、直近の死者数でなければ無意味なものと言えるでしょう。
新規陽性者数と実効再生産数Rの推移
実効再生産数Rはゴールデンウィークの1週間後にピークを迎えました。その後は数値が下がり、5月末には10代以下も R<1 となっています。
厚労省のアドバイザリーボードに参加する専門家は「ゴールデンウィークを機に感染拡大」と煽りましたが、『ゴールデンウィーク前に記録した新規陽性者数』にまで達していません。「新規陽性者数は微減の傾向にある」と言えるでしょう。
新型コロナは「100年に1度のパンデミック」ではないことは明らかですし、そのように煽る医療関係者は悪質です。感染症法における分類を季節性インフルエンザと同じ「5類」に変更しなければならないはずです。