【大阪府】 新型コロナの新規陽性者数・重症化率・死者数など(2022年5月21日時点)

  大阪府から報告された新型コロナ罹患による年齢別・重症化率や死者数をグラフ化しましたので紹介いたします。数値は大阪府の発表から算出したものです。

  尾身氏など専門家は「連休後に感染拡大することは分かっている」と豪語していましたが、実効再生産数Rは5月19日の時点で R<1 となっています。新規重症者や死者は低空飛行が続いており、コロナ対策を継続する根拠を探すことが困難と言わざるを得ないでしょう。

  2022年5月21日(土)までに報告された「重症化率」、「新規重症者数」、「死者数」などは以下のとおりです。


新型コロナによる重症例

新型コロナによる年齢別・重症化率の推移(7日間平均)

  2022年4月以降の重症化率は 1% を下回っています。4月中旬以降はどの年齢層でも 0.5% よりも低い状況です。

新型コロナ(≒オミクロン株)による新規重症者数

  大阪府から報告される新規重症者は「1日あたり数人前後」です。重症者は「60歳以上の高齢者」が大部分であり、中年層以下はワクチン接種や基礎疾患の有無に関係なく重症例は限定的となっています。


新型コロナでの死者数

  「大阪府での新型コロナによる死者数が累計で5000人を超えた」とニュースになっていましたが、4月以降の新型コロナによる死者は「1日あたり5人ほど」です。また、5月に入ってからは「1日あたり 1〜2 名」です。

  しかも、死者の大部分は80歳以上です。

  “風邪で死亡する高齢者” を風邪に罹患しないよう「高齢者の年金や医療費を負担している現役世代が経済活動を自粛すべき」との意見は反感を買うことになるでしょう。


新型コロナの新規陽性者と実効再生算数R

  大阪府から報告された新規陽性者数の増減率は東京都に同じ動きを見せています。これは実効再生産数Rが似たような軌跡を描いているからです。

  一部の専門家の期待どおりに実効再生産数Rはゴールデンウィーク明けに上昇して R>1 となりましたが、感染拡大とはならず。ゴールデンウィークの2週間後には R<1 にまで減少しました。

  新規重症者や死者は「片手で足りるほど」しか報告されていないのですから、『現行の感染対策』が過剰と世間から批判が出るのは時間の問題でしょう。新型コロナの法的分類が『1類以上』となっている現状を変える決断を下さなければならないのではないでしょうか。