アレルギーを理由にワクチン未接種だった分科会の専門家、重症化率0.4%を引き当てたことで欺瞞が明るみに出る

  分科会のメンバーとして『ゼロコロナ』を要求していた東邦大の舘田一博教授がオミクロン株に感染して重症化していたことを明かした NHK がインタビュー記事で報じています。

  舘田氏は「アレルギー」を理由にワクチン未接種だったとのことですが、これでは説明不足です。なぜなら、「日本で認可されているいずれのワクチン接種も見合わせるアレルギー」の公表していないからです。

  舘田氏は「分科会の一員として全国民にワクチン接種を求めた側の人物」ですから、プライバシーを理由に情報公開を阻むことは許されない人物です。まずは説明責任を果たすべきでしょう。


ファイザー製のワクチンが接種できなくとも、アストラゼネカ製なら接種可能なのでは?

  舘田氏がワクチン未接種だった事実に批判が寄せられるのは “医学の知識を持った人” なら以下の疑問が即座に浮かぶからです。

  ワクチンも(ファイザーやモデルナのような)メッセンジャーRNAワクチンだけじゃなくて、(アストラゼネカなどの)ウイルスベクターワクチンであったり、さまざまなものが開発されています。こちらのワクチンはアレルギー反応が起きるから使うべきじゃないけど、こっちのワクチンは使えるよねとか

  「アレルギーによって『ファイザー製(やモデルナ製)のワクチン接種』が難しくても『アストラゼネカ製のワクチン接種』なら接種は可能であるのに舘田氏はなぜ未接種のままだったのか」との疑問です。

  舘田氏はこの疑問への回答を(NHK からの取材では)行なっていません。これは不誠実でしょう。

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  一般人が「アレルギーがあるので『(ファイザー製の)mRNAワクチン』は接種したくてもできない。アストラゼネカ製は副反応が強いから嫌」との立場を採ることに問題ありません。しかし、舘田氏の場合は大問題です。

  これは舘田氏が分科会のメンバーとして全国民にワクチン接種を要求した側の人間だからです。「ワクチン接種が不可能だった理由」を公表しない限り、利己的な動機で『ゼロコロナ』を要求し続けた専門家として歴史に名を残すことになるでしょう。


新型コロナ(オミクロン株)罹患時における60代の重症化率は 0.4%

  ちなみに新規重症者数を発表している大阪府のデータから算出した『オミクロン株に罹患した場合の年齢階級別の重症化率』は以下のとおりです。

  60代での重症化率は 0.4%。デルタ株による感染拡大が起きていた昨夏の10分の1に留まっています。この事実を棚に上げて「基本的な感染対策の継続」を訴えたところで世間は聞く耳を持たなくなるのは当たり前です。

  『基本的な感染対策』を続けていたはずの “舘田氏のような専門家” でも新型コロナに罹患(して重症化)したのです。そのため、政府分科会や厚労省の掲げる「感染しない・させない」の方針は無意味です。

  また、専門家は「気の緩みが感染拡大を引き起こした」との主張を繰り返していました。それなら “気が緩んでいた舘田氏” は専門家として不適格なのですから、舘田氏の即時解任を行なって引き締めを図るべきでしょう。