【東京都】新型コロナの新規陽性者・重症者数・死者数などの推移(2022年2月26日時点)
東京都から報告された新型コロナによる『新規陽性者数』、『入院中の重症者数』、『死者数』などをグラフ化しましたので紹介いたします。
グラフ化を行なった期間は「2022年2月26日(土)まで」です。
発症日別の新規陽性者数は1月31日がピークで、以後は新規陽性者数は減少のフェーズに突入しています。『まん防』の効果が示されたとは言い難く、対策の成果は科学的に査定されなければならないでしょう。
年齢別・入院中の重症者数(都の基準)
1月中旬から増加が始まった『入院中の重症者数』ですが、2月20日にピークアウトしています。
都や(一部の)医療関係者からは「病床が足りなくなる」と脅していますが、病床を占有しているのは高齢者です。医療逼迫が起きているのであれば、“助かる可能性の高い現役世代” に病床を回すトリアージを策定すべきでしょう。
都の基準による『入院中の重症者』の割合
東京都の重症者病床を利用している 30% 弱は80歳以上です。また、70代以上では 60% 強の占有率になります。
一方、40代以下による重症者病床の占有率は 10% にも満たない水準です。
新型コロナワクチンには「重症化抑制効果がある」との触れ込みで NHK などが接種を勧めていますが、若い世代ではオミクロン株に罹患しても重症化することが極めて稀なのです。
オミクロン株が広がった第6波。
— NHK@首都圏 (@nhk_shutoken) 2022年2月26日
重症患者の治療を行ってきた都内の病院では、40代や50代でも重症化する人が。
医師はワクチンの追加接種を行うとともに感染対策を徹底するよう訴えています。https://t.co/xrSmrEUyCw
したがって、全員を接種対象にすることは誤りと言わざるを得ないでしょう。
新型コロナ(≒オミクロン株)による死者数の推移
死者は80歳以上が「1日あたり10人前後」で推移しています。
ただ、(毒性が低下した)オミクロン株は「コロナ陽性反応中ではあるが別の死因による死者」が水増し報告されている制度であるため、どれだけ上乗せが起きているのかは不明です。
死者のほとんどが高齢者や基礎疾患持ちですから、寿命と言うべき状況でしょう。死亡推計値の高位を超過する死者数が確認されないのであれば、現状のコロナ対策を継続する意味はありません。
新規陽性者数と実効再生産数Rの推移
報告日別の新規陽性者数は2月上旬がピークで、実効再生産数Rは2月10日〜15日の間に R<1 となりました。
2月後半はどの年齢層においても R<1 となっており、収束に向かっていることは明らかです。したがって、今後は「専門家などが推奨した対策の効果はどのぐらいだったのか」との反省をした上で『次回の対応』に反映させる必要があるはずです。
発症日別の新規陽性者数
なお、発症日別の新規陽性者数は1月31日がピークでした。
日本での新型コロナは「1つの株が『1つの(感染の)山』を作る」という傾向が続いており、『オミクロン株』によるリバウンドは起きません。さすがの専門家も「リバウンドが懸念される」とは言わなくなりました。
報告されたデータを次回以降の分析に活かす学習能力に欠いた専門家の提言を鵜呑みにすることは止めるべきでしょう。対策による補助金を受けている立場の者は意思決定の場から除外する必要があるのではないでしょうか。