【東京都】 新型コロナの新規陽性者・重症者数・死者数などの推移(2021年9月20日時点)
東京都から報告された「入院中の重症者数」を週平均値でグラフ化しましたので紹介いたします。
『都の基準での重症者数』は9月初旬にピークアウト。最も人数が多い50代の減少が顕著となっており、重症者病床にも余裕が生じていることが明らかになっています。
リバウンドの要素は全く見当たらないため、「緊急事態宣言をいつまで引っ張るのか」が今後の注目点となるでしょう。
年齢別・入院中の重症者数
9月10日以降は「30代から70代で重症者の減少」がグラフに現れる結果となりました。中でも50代は「9月初旬から重症者が減少」しており、これが『入院中の重症者』の絶対数を押し下げる最大の要因です。
新規陽性者数が極端になっている状況ですから、『入院中の重症者数』は減少し続けると予想されます。「底」に該当する数値がどのぐらいになるのかが注目点と言えるでしょう。
死亡日別・死者数
死者数は『発表日別』だと、9月中旬すぎから「1日あたり20人前後」と深刻な状況にある印象を受けます。しかし、『死亡日別の死者数』でのピークは8月下旬で「1日あたり15人前後」と言えます。
『死亡日別の死者数』で見た場合、9月上旬では「1日あたり10人前後の死者」になることが予想されます。東京都の発表基準は「(大阪府と比較すると)やや遅れ気味」ですから、そのぐらいの数値に収束することになると思われます。
報告日別・新規陽性反応者数と実効再生産数R
新規陽性者の傾向は「9月初旬と同じ」です。距離の離れた大阪府と同じように陽性者数(の絶対数)が減少し、実効再生産数Rは「0.7 弱」で推移し続けています。
新型コロナウイルスをワクチンで撲滅することが不可能なのは『ワクチン接種先進国』であるイスラエルなどが実証済みです。そのため、新規陽性者数はいずれは底を打つことになるでしょう。
“次の波” に備えるのであれば、緊急事態宣言を終えて小休止を取らなければ持たないのは火を見るよりも明らかです。
感染症の専門家や医療従事者は税金や保険料が主たる収入源であり、経済不況に見舞われても懐は痛まないのです。しかも現状のコロナ対策は彼らにとってバブル期ですからコロナ禍を煽り続けることでしょう。 感染症の専門家や医療従事者にも対応の責任を負わせる必要があるのではないでしょうか。