【東京都】 新型コロナの新規陽性者・重症者数・死者数などの推移(2021年8月31日時点)
東京都から報告された「入院中の重症者数」を週平均値でグラフ化しましたので紹介いたします。
入院中の重症者数は「8月末がピーク」になるでしょう。新規陽性者が発症日別では8月10日にピークアウトしているからです。ただ、現時点で重症病床にいる高齢者の死亡リスクは高いため、死者数は現状維持になると予想されます。
年齢別・入院中の重症者数
8月最終週の重症者は「50代と60代が横ばい」で「70代は増加」が読み取れます。
一方で「40代が大幅な減少」を見せており、これが『入院中の重症者数』が増加することを防いでいます。50代の重症者数も減少に転じれば、減少のペースは加速することになるでしょう。
死亡日別・死者数
報道では「50代以下の死者」が強調される傾向にありますが、データを確認すると「死者は80歳以上が最大」であることは明らかです。
年代別の致死率が上昇しているなどの統計はありませんし、新型コロナの恐怖を煽ることは不適切と言えるでしょう。なお、『発表日別の死者数』は8月末で「1日あたり15人前後」の水準で推移しています。
80歳以上は『中等症Ⅱ』で入院中のため、死者数が急減することはないでしょう。気管挿管できない後期高齢者は重症者としてカウントされないからです。
発症日別・新規陽性反応者数
『発症日別の新規陽性者』は8月10日にピークアウトしています。
分科会の尾身会長や「8月末に東京都の新規陽性者は万単位になっている」との予測を出した専門家が「ピークアウトしたかは分からない」と主張していますが、これらは単なる言い訳です。
現実は「人出を5割削減しなくても新型コロナの感染は勝手に収束した」のです。自分たちの予測が間違いであったことを認められない専門家は無責任な提言をするだけです。解任を考えるべきと言えるでしょう。
報告日別・新規陽性反応者数と実効再生産数R
東京都は8月25日に実効再生産数Rが1を下回りました。『発症日別の新規陽性者数』は8月10日にピークアウトしていますし、東京での第5波は収束へと向かうはずです。