【大阪府】 新型コロナの重症化率(2021年8月14日時点)

  大阪府から報告された新型コロナ罹患による年齢別・重症化率をグラフ化しましたので紹介いたします。

  2021年8月14日までに報告された「重症化率」や「新規重症者数」などは以下のとおりです。


重症化率

  重症化率に大きな変化はありません。

  『アルファ株』による感染が深刻だった今年4月・5月と比較すると、60代以上の高齢者がワクチン接種で陽性者の絶対数が下がったことで新規重症者数が低位で推移していることが特筆事項となります。

  ワクチン接種がそれほど進んでいない40代や50代のデルタ株による重症化率は『アルファ株による重症化率』の半分です。この数値は今後の分析対象になるべきと言えるでしょう。


新規重症者数

  ワクチン接種前は「新規重症者数の割合が最も大きかった70代」が『30代と同等』の新規重症者数ですから、ワクチン接種による効果はあると言えるでしょう。

  ただ、イスラエルなど “ワクチン接種先進国” の発表値を確認すると終身免疫が得られる訳ではありません。「期間限定」ですから、日本の場合はワクチン効果が切れるであろう今冬をどうするかが鍵になると考えられます。


参考

重症化率(大阪府:2021年3月〜6月)

重症化率(大阪府:2021年7月〜)