「オミクロン株以降では『重症者のカテゴリ』になる前に死亡するので以前とは違う」との虚偽情報をツイートする医クラ

  BA.5 による新型コロナの感染拡大では重症化率が季節性インフルエンザを下回っている状況が否定できなくなりました。

  これに対し、「オミクロン株以降では『重症者のカテゴリ』になる前に死亡するので感染拡大防止策は必要」とのツイートが確認できます。しかし、この主張は虚偽と言わざるを得ません

  なぜなら、大阪府が発表している『事例の経過』を確認すると「『重症者のカテゴリ』になる前に死亡する症例の方が2020年夏の第2波から2021年夏の第5波まで4回連続で多かった」からです。

  コロナ対策を継続させたい “医クラ” が行政の発表データを無視して我田引水をしているのです。このような医療デマに対する自浄作用が働かないのであれば、医療への不信は増すばかりでしょう。

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人口動態統計速報(2022年5月): 死者数は推計・中位から +4% に低下も、出生数が推計・低位に近い水準で推移

  厚生労働省が人口動態統計・速報の2022年5月分を発表していましたので紹介いたします。

  2022年5月の死者数は速報値で12万1473人でした。前年同月より +2.4%、将来推計人口・中位より約5000人多い数値です。ただ、推計・高位よりも6000人少ないことから想定内と言えるでしょう。

  一方で出生数は速報値で6万5190人と推計・低位に近い値となっています。2022年1月以降の出生数は深刻な落ち込みが続いており、コロナ対策による大きな弊害の1つであることは否定できなくなっています。

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【大阪府】 新型コロナの新規陽性者数・重症化率・死者数など(2022年7月23日時点)

  大阪府から報告された新型コロナ罹患による年齢別・重症化率や死者数をグラフ化しましたので紹介いたします。数値は大阪府の発表から算出したものです。

  「新規陽性者数が過去最高を記録した」との煽り報道がメディアを通して行われていますが、これは重症者数や死者数が誤差の範囲に過ぎないて低位で推移していることが理由です。

  重症化率は最も大きい80歳以上で 0.3%、70代では 0.2% 弱です。若者や子供たちが重症化するリスクは 0.01% にも満たないため、数字を伏せて行動制限などを訴える医療関係者や政治家などの文言は受け流す必要があるでしょう。

  2022年7月23日(土)までに報告された「重症化率」、「新規重症者数」、「死者数」などは以下のとおりです。

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